私は冬は暖房器具無しで家では過ごしていますが(そのため、冬場の電気料金はほとんど基本料金のみの請求となっています)、就寝時、ゼロ度前後以下になる時で明け方などに、たまに足元や腰が寒いと感じる時はあります。
そんな時、電気毛布やカイロ、湯たんぽなどを使うと、ちょっと自分的には熱すぎるのと、電気を使うのが嫌なので、以下のような簡単な方法で、今ある布団をそのまま暖かくして快眠を導くようにしています。
100円ショップのアルミシートを使う
その方法は、100均で売っているアルミシートを使う、という単純なものです。だいたいどこの百円ショップにも90×180cmとか、90×160cmとか、それくらいのサイズのアルミシートが売られていますが、それを1枚、使います。
アルミシートを布団に被せる または 巻く
その使い方も簡単で、アルミシートを布団の上に被せる、または巻くだけです。その時の気温などにもよりますが、布団(掛け布団)の全面にアルミシートを掛けてしまうとおそらく熱すぎる(暑すぎる)と感じてしまう人もいるかもしれませんので、ふつうは、足元だけか、足元から膝、または腰ぐらいの高さまで、軽く包むように巻くと効果的です。
結露ができるくらい熱い(暑い)
アルミシートがどれくらい効果的か?というと、使っていると朝方にはアルミ部分に結露ができるくらい、効果があります。私は最初、そこまで効果があるとは思わず、折り曲げたアルミシートの両端をホチキスで留めて半封筒状にした上で、その中に布団~式布団の下半身部分をすっぽり入れるような形で試してみました。
効果は絶大で、下半身がまるでサウナに入っているがごとく、快適なまま朝を迎えることができました。
しかし、起床後、布団をしまおうとすると、結露で布団の外側が濡れており、アルミシートを持ち上げると水滴がしたたり落ちるほどでした。
つまり、それだけアルミシートは保温効果がある、ということです。また、このことから、人間は、いかに就寝中は布団越しに放熱してしまっている(熱を逃がしてしまっている)ということも分かりました。
その逃げていってしまっている熱をうまくキープすれば、快適な暖かさを得られるに違いないと思いました。
アルミシートは密閉させないこと
そこで、次回からは、ホチキスでの密閉をやめて、ふわっと布団の上にかぶせるだけか、もしくは下のように敷布団を重りとしてくるっと巻くような形でアルミシートで足元全体を包み、端は洗濯ばさみかクリップであえて隙間を開けるような形でとめてズレないようにしてやると、結露もほとんどつかず、快適な状態に保つことができました(最上図)。アルミシートはカイロのように使い捨てではなく、何回も使えるので経済的ですし、元々、熱の元は自分の体温なので、熱くなりすぎることもありません。使わない時は簡単に折りたためるので、収納にも困りません。
アルミの活用は一般的
これは特に特殊な方法というわけでもなく、アルミ毛布なるものが売られているくらいなので、アルミで暖を取るのは一般的なようです。 また、アルミシートのパッケージにもあるように、災害時や登山などで寒い時は、アルミシートを毛布代わりにかぶることも珍しいことではないので、その暖の取り方の応用ということになります。銀色(アルミ)面を自分に向けること
アルミシートは通常、銀色の面(アルミの面)と、白い面があり、どちらをどのように使うか?というと、銀色(アルミ)のほうを反射させたい方向に向くようにします。つまり、自分の体温を保温したい場合は、自分のほうに銀色の面を向けるようにすれば、自分から逃げていく熱を反射して自分に戻してくれるような形になります。
電気毛布やカイロなどは熱すぎるときがありますが、アルミシートの方法のように、自分の体温が作り出した暖かさほど快適なものはありません。
フローリングで布団が寒いと感じる人は、敷布団の下にアルミシートを1枚敷けば防寒になります。
ネットで検索すると「明け方、布団が寒くなって眠れない」とか、「布団の中でも寒い」「布団が冷たい」「布団に入っても体が温まらない」「布団を何枚かけても寒い」という方がいらっしゃるようですが、このアルミシートの方法を試してみてはいかがでしょうか。たった100円で解決する可能性があります。