そんな理由から、私もしばらくランニング（ジョギング）を控えていた時期があったのですが、あるものをマスクに付けることで、ランニングを再開することができました。
それが「マスク快適サポーター」です。
「マスク快適サポーター」の特徴
プラスチック（ポリエチレン）製の骨組みが、鼻から口にかけて、マスクとの間にドーム型の空間をしっかり作ってくれます。これにより、- マスクが鼻の穴や口をふさぐことがなくなる
- マスクに口紅がつかない、口が荒れない
- メガネが曇りにくい
- 簡単に洗え、何度でも使える
- 今のマスクをそのまま使える
といった効果が得られます。以下に順番に説明していきます。
１．マスクが鼻の穴や口をふさぐことがなくなる
ある程度強度があるポリエチレンの骨組みが、マスクとの間に距離を「安定的に」確保してくれるので、通常時、呼吸に合わせて膨らんだりへこんだり動いてしまうマスクによって、鼻の穴や口がふさがれる、ということがなくなりました。特に走った時など呼吸が深く大きくなると、マスクは鼻の穴や口をふさいでしまい呼吸ができなくなることがあったのですが、この「マスク快適サポーター」を付けて、その不快さから解放されました。これにより、マスクを着けたままランニング（ジョギング）できるようになりました。（スポーツジム内では走る時もマスク着用が必須なので。）
２．マスクに口紅がつかない、口が荒れない
これは前述１に関連しますが、マスクと口が直接触れなくなるので、マスクに口紅が付くことを防ぎ、またマスクで擦れたりしないので、唇が荒れない、という効果があります。同じく口紅が付かないことを謳った韓国製のKF94という不織布マスクがありますが、KF94は結局、マスクをすぐに使い捨てにしなければならないという欠点があります（→下記参照）。
その点、市販の普通のマスクが使え、すぐに洗って何度も使える「マスク快適サポーター」のほうがエコ（エコロジー&エコノミー）です。
３．メガネが曇りにくい
通常、マスクを着けていると、鼻の脇から息が上がってくるので、メガネ着用者は、メガネが曇ってしまうという欠点があります。
しかし、この「マスク快適サポーター」は、吐いた息が「下」と「左右」へ分散されるようなフィルターの形状をしており、「上」に行く量が少なくなるように設計されています。そのため、眼鏡が吐いた蒸気で曇りにくい、という効能があります。
４．簡単に洗え、何度でも使える
これが一番のメリットかもしれませんが、例えば「くしゃみ」や咳をしてしまったとき、マスクを変えたくなりますが、その都度、いちいちマスクを新品に変えるのにも限界があります。しかしこの「マスク快適サポーター」を付けていれば、サポーター（ブラケット）のみをその場で外して洗ったり、ティッシュ等で吹き（アルコールなどの消毒もその時できる）、またすぐに装着する、ということができます。
マスクとの距離が確保されているので、サポーター（ブラケット）だけをとりあえず洗っておけば、なんとかなります。
また実際にこのサポーター（ブラケット）を洗ってみて、乾くのがとても早いと感じました。
５．今のマスクをそのまま使える
この「マスク快適サポーター」は、一般的な人間の鼻～口の形状に合うように作られているので（しかも柔軟性があるので個々人の顔の形状に合わせて若干、変化してくれる）、ほとんどのマスクに合います。つまり、今使っているマスクがそのまま使えます。ですので、おしゃれやブランドに敏感な人で、今愛用しているマスクを変えられない人も、そのままこの「マスク快適サポーター」をマスク内に忍ばせるだけで、快適性をアップさせることができます。新しくマスク自体を買い替える必要がないので、経済的です。そして簡単に洗えるので、ある程度清潔さも保つことができます。
「マスク快適サポーター」の気になる点（欠点）
実際に「マスク快適サポーター」を使ってみてのメリット（長所）は上述の通りですが、逆に気になった点は以下の通りです。- 装着時、一瞬「冷んやり」する
- 装着中、ズレ落ちることはないのか？
- メガネが絶対に曇らない、ということはない
- 日本製ではなく中国製
- 鼻が高いとちょっと窮屈かも
１．装着当初は「冷んやり」する
真冬に試し始めた時の感想ですが、この「マスク快適サポーター」、装着するときに、少し冷やっとします。布ではなくポリエチレンなので、外気に近い温度になっているためです。しかし、装着すれば数十秒ですぐに体温に馴染んでくるので、この一瞬の「ヒンヤリ」感は、あまりたいしたことではないかもしれません。
２．装着中、ズレ落ちることはないのか？
この「マスク快適サポーター」ですが、特にマスクの紐（ゴム）などに引っかけるというわけではありませんので、付けていたらズレ落ちるのではないか？と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に着けてみると、日常生活ではズレ落ちることはありません。その理由としては、ポリエチレンが適度な柔軟性と粘着性を持っていて、使っていると、顔の形状に合わせて適度に形を変えるため、密着率が上がるためです。
そのため、マスクを外しても、一瞬、「マスク快適サポーター」だけが顔にくっついて残っている、というほど顔にフィットしてくれているので、装着中、ズレ落ちる心配はありません。
３．メガネが絶対に曇らない、ということはない
前述の通り、吐いた息が上に上がってこないような形状をしているので、マスク着用時のメガネの曇りを軽減する、という効果はあります。しかし、実際に自分が伊達メガネで試してみたところ、メガネが100%曇らない、ということはなく、若干、曇る時がありました。もちろん、「マスク快適サポーター」を付けていない時よりかは、曇り度は低かったですが、「マスク快適サポーター」の装着位置を調整して、上部（鼻周辺）の密着率を上げるように各自が自分の顔の形状に合わせて工夫する必要はあると感じました。
４．日本製ではなく中国製
マスク関連では、相変わらず日本製を求めている人が多いことは、このシャープのマスクが何度も当たった(当選2回)体験談のページへのアクセスがいまだにとても多いことからも把握しています。残念ながら、この「マスク快適サポーター」はMADE IN CHINA（中国製）です。ちなみに輸入発売元は「日新株式会社」とのことです。
AMAZON（アマゾン）で「A&C ひんやりプラケット フレーム」とか、「SINKA ひんやりプラケット フレーム」といった商品が売られていますが、デザインも材質も同じなので、元は同じ商品と思われます。
100均でも類似品は売られていますが、100円ショップのは、廉価版というか、明らかにデザインも異なり、性能は劣ると思われます。
その他、「ライフマスクサポーター」やら、こんな類似品
- 息が下・横に分散するように作られていない（上にも息が上がってくるのでメガネが曇る）
- 密着率が低い（ズレ落ちたりする可能性がある）
などの点が、「マスク快適サポーター」とそれら類似品が異なる点のように感じます。
５．鼻が高いとちょっと窮屈かも
「マスク快適サポーター」の良いところは、KF94などと違って、鼻のところもガードして空間を作ってくれる（鼻先がマスクに着く面積を軽減してくれる）点ですが、その分、鼻が高い（大きい）人には、少し鼻が押さえつけられるような感覚があるかもしれません。私も鼻が高いほうなので、装着すると、しっかり鼻にサポーター（ブラケット）が当たっている感覚はあるので、初めは気になりますが、着けていると忘れてきます。柔らかいプラスチック素材で、個人個人の顔の形状に合わせて、若干、形が変わっていくので、馴染んでくるためだと思われます。
しかし、その辺り、鼻の感覚が敏感な場合、気になる人は気になるかもしれません。
「マスク快適サポーター」の販売店は？
「マスク快適サポーター」を売ってる場所はいろいろありますが、私はホームセンターの「島忠」のマスクコーナーで買いました。1袋2個在中で、値段は260円+税くらいだったと記憶しています。ドラッグストアでも売られている可能性はありますが、私の生活圏にあるドラッグストアでは、見かけたことはありません。もしかしたらたまたま売り切れで在庫が無かっただけだったのかもしれません。
ネット通販だと、ヨドバシ（ヨドバシ.com）で、全く同じものが「サンリッシュ マスク快適サポーター 2個」として348円（税込）で売られています。
また、前述の通り、AMAZONや楽天などのネット通販で安い（まとめ売りされている）「A&C ひんやりプラケット フレーム」とか「SINKA ひんやりプラケット フレーム」といったモノも元は「マスク快適サポーター」と同じものと思われますので、実店舗で入手できない方は、ネット通販で買われるとよいでしょう。
KF94との比較
同じく口紅が付かないことを謳った韓国製のKF94という不織布マスクがありますが、KF94は、強度があるもので空間を作っているわけではないので、呼吸が大きくなった時や強風の時などは、結局、マスクが口に付いてしまう、という欠陥があります。また、KF94は、鼻に密着してしまう性質があるので、鼻まわりが荒れてしまったり、結局、鼻の油やお化粧がマスクにべっとり着いてしまうので、すぐに捨てなければならない（使い回しはできない）、という欠点があります。
また、KF94は、韓流やK-popに洗脳された人向けに、ぼったくり価格で販売・転売されており、マスコミによる恣意的な宣伝も含まれた特集が乱発し、KF94は正直、うさんくさい市場になっています。
新大久保でも正規品やKFの規格を満たしていない非正規品（偽物）も入り乱れて販売されているようで、KF94については、今は手を出さないほうがよいかもしれません。
