ハズレがあるダイソー デジタル腕時計 Blue Planet

2024/02/15

時計

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100均ダイソー腕時計ブループラネット

100円ショップ・ダイソーには、長年、Blue Planet(ブループラネット、通称 ブルプラ)というブランド名で売られているデジタルウォッチ・シリーズが、数種類あります。

新作のBlue Planet(メタルバンド版の廉価版?)

2024年1月頃に、上図のようなBlue Planetの新作が300円+税で登場しました。

ここ数年、Blue Planetのデジタル時計で主流だった、黒・白・その他カラフル色あり・・・の、時間の一行表示だけ(日付はボタンを押して画面を切り替えれば表示される)のデジタルとは異なり、今回発売されたのは、時・分・秒に加えて曜日と日付も、1つの画面に表示されます。

限りなくカシオのF-91WやA158W(593 「ゴクミ」モジュール)、F-105、A168W(1572 または 3298 「ミニクーパー」モジュール)に似ています。時刻合わせなど使い方はカシオのそれらとまったく同じなので、説明書を見ずとも直感的に使えます。

そして今回のこのBlue Planetは、F-91やA158に比べると、はるかにLEDライトが明るく暗闇で時間が読みやすい、というアドバンテージはあります。ライトの明るさから言えば、限りなくF-105やA168に近いと言えます。

尚、Blue Planetがカレンダーも同時表示される、これ系のデジタル時計を発売するのは初めてではなく、2017年~2018年頃にメタルバンドで黒風防の同様の製品を出しており(下の動画・・・Casio のA158WEA-1EFにそっくり)、おそらくその時と同じモジュールを今回、再度使っているのか、またはその時のモジュールの改良版を使っているものと思われます。

A158WEA-1EF にそっくりな2017年~2018年頃のメタルバンド版 Blue Planet


昔のメタルバンド版(ケースは銀メッキ)のBlue Planetも、新作のと同様、ライトは異常に明るく、電池の消耗が心配になるほどでした。

ハズレがある新作

300円にしては、なかなか良い感じのBlue Planetですが、手に取ってよく見たら、外見上「ハズレ」があることに気づぎました。

デジタル表示されている四角の枠が、右下に向かって斜めっている商品が多いのです。

ダイソー腕時計・ブループラネットの斜め具合


斜めり方も何パターンかあり、
  • デジタル表示されている枠(長方形)だけ右下へ斜めっている
    (枠の左端が約6.5mmに対し、右端が約6.0mmなど)
  • デジタル表示されている枠(長方形)だけでなく、その上の文字も右下へ向かって斜めっている(START・STOP/12・24H の文字など)

など複数パターンかあることに気づきました。

ダイソー計3店舗にて、店頭に並んでいる計50個ほどをざっと見たところ、この斜め率(ハズレ率)は、3個に2個くらい(60~70%)と比較的高かったです。逆にいうと、斜めになっていない「当たり」率は3個に1個くらい、という感じでした。

どのくらい斜めになっているかというと、デジタル表示されている窓枠の右下からケース下までが約6mm、窓枠の左下からケース下までが6.5mmと、約0.5mmほど左右が上下にズレているのです。もっとズレが生じているものもあるかもしれません。

パッと見では気づかないかもしれませんが、一度、この斜め具合に気づくと、かなり気になります。そして時刻を見るたびにへこむことになり、そのうち使わなくなります。

なぜ自分がこの斜め右肩下がりに気づいたのかというと、以前、こちら『中華チプカシもどき(偽カシオ)腕時計の見分け方・楽しみ方』で紹介したように、カシオ・パチモンの中華デジタル腕時計によくある特徴だからです。目新しい中華デジタル腕時計を見るたびに、斜め度チェックをするのが、もはや癖(楽しみ)になっていました。

メルカリなどでテンバイヤー(転売屋)がこの300円ウォッチを900円以上の値を付けて転売しているケースが見られます。
しかし、ネット転売だと、実際の出品商品を手に取って確認できず、写真では角度をつければ誤魔化せそうな不良品具合であること、そして元々のハズレ率が60~70%程度と高いことから、おそらく「ハズレ」商品が送りつけられてくる確率が高いです。

Blue Planet デジタル腕時計 2024の特徴

ダイソー腕時計Blue Planet新作黒とゴールド

  • 価格:300円+税
  • 現状、種類は2つ
    • 製品番号 No.7116:ベージュ+ケース・ローズゴールド塗装(上図左)
      色合い(配色)が Casio の LW-204-4A にそっくり。
    • 製品番号 No.7123:黒+ケース・ガンメタ?塗装(上図右)
  • 非防水
  • 表示:時・分・秒・曜日・日付
  • 機能:LEDバックライト、アラーム機能、ストップウォッチ機能、時報チャイム機能
  • 使用電池:CR2016 (コイン電池)1個
  • 材質:ケースはABS樹脂、ベルトTPU(ウレタン樹脂)、裏蓋ステンレス鋼
  • ラグ幅:18mm、ラグ外のケース幅:22mm
  • 時刻の精度:附属の説明書には、メーカーからの表示はありませんが、実際に入手して使ってみたレビューとしては、1日に0.8秒(約1秒)ずつズレていっています。とすると、月差0.8×30日=24秒(大雑把に言えば月差約30秒) くらいになります。しかし、これは個体差があるかもしれません。
    ちなみに、カシオのF-91W(593 モジュール)のカシオ公称の月差はプラスマイナス30秒としていますが、実際は月差10秒以内であることが多いです。

ラグ幅が18mmなので、多くのチプカシ(F-91WやA158W、F-105、A168W等々)に、(ベルトのデザインは違いますが)このBlue Planetのベルトを転用することができます。

daiso腕時計Blue Planetとメタルバンド

このダイソーのBlue Planet、本体プラケースに金属ぽい塗装が施されているので、メタルバンド(ステンレスベルト)との相性がとても良いです。特にローズゴールドのほうは、同じくローズゴールド色のメタルバンドと、この上なくマッチします。

daiso腕時計Blue Planetとステンレスバンド

これらのメタルバンドは、テム(temu.com)やアリエクスプレス(AliExpress)で安価に購入できます。安い時で70円台から、通常は300円台~500円前後くらいで買えることが多いですが、テム(temu.com)のほうは品切れ気味です。

同じ商品(金属ベルト)がアマゾンでは1480円~1980円の輸入仲介者の利益上乗せ価格で売られています。いずれも出所は中国(Made in China)の同じ物です。

カシオの B640W系(B640WB-1BJF や B640WB-1A・・・黒や、B640WC-5A・・・ローズゴールド)のベルトとも、ラグ幅が同じ18mmで互換性があるので、B640W系をお持ちの方は、このダイソーのに装着して、改造・・・とまではいかなくても、Blue Planetをグレードアップさせ、チープ時計の「高見え」遊びをしてみるのもおもしろいかもしれません。

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