3年以上前に賞味期限切れになった「ふりかけ」を食べてみた。そんな体験談です。
結論を先に書いておくと、食べることはできましたが、賞味期限から3年経過すると どう違っていたのか、書いていきます。
3年半前(2018年)に賞味期限が切れたフリカケが出てきた
先日、片づけをしていたら、シンク下の収納スペースから、約3年半前に賞味期限切れした、ふりかけが出てきました。やや暗い壁際にピタッと張り付くような形で死角となっており、長らく気づきませんでした。
ふりかけの詳細
(左が2018年、右が2022年 賞味期限のもの)
- 永谷園 おとなのふりかけ わさび
- 袋入りタイプ(5袋に小分けされたもの)
- 状態:未開封
- 保存場所:常温、暗所
- 賞味期限:2018年12月27日・・・約3年4ヶ月前に賞味期限切れ
臭ってみた
しかし、ゴミ箱に入れる直前、前回「賞味期限1年前に過ぎたパックご飯を実食」の件を思い出し、「もしかしたら・・・」ということで、まずは2018年に賞味期限が切れたふりかけの袋を開けて、中身を確認してみました。まず、恐る恐る臭ってみると・・・
くさっ(臭い)!
でした。
なので「こりゃだめだ、腐ってる。」と思って、改めて捨てようとしたのですが、
「もしかして ふりかけって元々臭いのでは?(特に魚が入っているものは)」
との思いがよぎり、賞味期限が切れていない同じ商品が家にあったので、それを開封して臭いを確認してみると、同じように
くさっ(臭い)!
でした。
ふだん開封後すぐにご飯にかけていたので「ふりかけ」単品の臭いをあまり意識していませんでしたが、ふりかけは元々臭いのです。特に魚など海産物系が入っているものは。
この「永谷園 おとなのふりかけ わさび」にもカツオ(鰹節粉と鰹節エキス)や海苔が入っています。
なので賞味期限切れのものも、「臭い」の点では問題なさそうでした。
同じふりかけの新旧の見た目の比較
賞味期限切れのふりかけを いきなりご飯に掛けて、ヤバかったらご飯がもったいないので、まずはお皿にふりかけのみ、出して比べてみることにしました。新旧の同じ商品の中身を比較してみると、見た目の違いは一目瞭然でした。 上写真の左が2022年の賞味期限内のもの。右が2018年の賞味期限切れのもの。
賞味期限切れのふりかけ(右)のほうが、明らかに全体的に茶色っぽいです。これは、このふりかけに入っている「わさび」成分の緑色が、劣化して茶色くなっているためです。
賞味期限内のものは、わさび成分の緑色が鮮やかなのが確認できます。
ちなみに小袋の色が違う(2022年のものは薄緑、2018年のものは濃い緑色)のは、元々のパッケージのデザインによるもので、経年による色の変化ではありません。
食べてみた
ただ、逆に言うと違いは、その緑色の違いくらいしか確認できなかったので、もちろん自己責任でご飯に掛けて実食することにしました。食べた実感としては、特に湿気ているわけでもなく、パリパリしており、予想外にふつうに食べることができました。
もちろん、味に敏感な方などは何か違いを感じるのかもしれませんが、少なくとも私の日常食としては十分な味でした。
それぞれが個別に小袋に梱包されており、未開封だったことが良かったようです。
その後、1週間ほどかけてこの賞味期限切れの計5袋を消費しました。
それから1週間以上経ちますが、体調はまったく悪くなることもありませんでした。
以上から、乾燥フリカケで未開封のもので、保存状態が悪くないものは、賞味期限を3年以上過ぎても食べることができる、というのが今回の実験結果となります。
賞味期限切れのふりかけ遭遇者は多い
ネットで「ふりかけ 賞味期限」で検索してみると、「賞味期限切れ 3年」とか「賞味期限 どのくらい」「賞味期限 長い」といった検索キーワードが並列されます。賞味期限切れのふりかけ問題に直面する人は多いようです。知恵袋でも同じような質問を確認できます。永谷園やら丸美屋やら、いろいろなメーカーのふりかけで、賞味期限切れをご家庭で起こしてしまっているようです。
ただ今回、未開封の乾燥ふりかけでも、わさびの色があれだけ落ちていた、ということは、これが「開封後」だったり、水分が多いソフトふりかけだったりすると、3年という経過時間は完全にアウトである確信はあります。
また、同じ年代の同じふりかけであっても、保存場所(保存状態)によって品質は変わってくると思います。ふりかけのパッケージには、
保存方法:高温の場所をさけて保存してください
と注意書きが書かれているので、保管場所の温度も大きく作用するようです。
コロナ禍でまとめ買い(買い溜め)が増えると、どうしてもうっかり未消化・賞味期限切れの食品が発生しやすくなると思いますが、どなたかのご参考になれば幸いです。