北米グレイハウンドバス45日間周遊券(CANAM PASS 45days)の旅の道中、グランドキャニオンの谷底に宿泊することにしました。
このページではそのグランドキャニオンの旅部分のスケジュールをまとめたものです。
※グランドキャニオンの谷底泊のポイントは、人気で満室気味の谷底と谷上の宿がそれぞれ都合に合わせて予約できるか?にかかっていると思います。
まずはグランドキャニオンの玄関口・フラッグスタッフへ向かいます。基本的にフラッグスタッフの3泊は、グランドキャニオンの宿の空室待ちのための準備滞在です。しかし、グランドキャニオン抜きにして、フラッグスタッフ単品でも十分、見所ある名所ツアーがたくさんあり、フラッグスタッフを起点とする終日ツアーに参加して時間をつぶしつつ、グランドキャニオンの宿の空室待ちを朝晩、電話で確認するフラッグスタッフの日々となります。
以下がフラッグスタッフ3泊+グランドキャニオン2泊(谷底1泊+谷上1泊)の大まかな旅程です。
8月14日:フラッグスタッフ到着→セドナ・ツアー
8月13日、エルパソと徒歩でのメキシコ日帰り旅行の後、夜20:45エルバソ発のグレイハウンドバスに乗って(3:30-4:00amフェニックスで乗り換え1回あり)、翌8月14日06:40amにフラッグスタッフ到着。
エルパソのグレイハウンドバス・ターミナルから電話で予約してあったDu Beau Hostel(ダオー・ホステル)に直行でチェックイン。
- DuBeau Hostel(Motel DuBeau Travelers Inn)・・・ダオー・ホステル
- 場所:19 W Phoenix Ave, Flagstaff, AZ 86001 →ストリートビューでこのホステルを見てみる
- ドミトリー1泊17ドル
- URL:https://www.modubeau.com/・・・この宿、すごい昔からあるんですね。大昔の建物の白黒写真(今と変わっていない・・・)がホームページに載っています。
8:45am~ セドナ・ツアー参加
ホステル到着早々、飛び入りで、ホステル主催のセドナ・ツアーに参加。30ドル。- Cathedral Rock登山
- 滑って浮かべるOak Creek(Sedona River)で泳ぐ
- パワースポットVortex(ヴォーテックス)の岩山も登る
※朝と晩にそれぞれグランドキャニオンの谷底と谷上の宿の予約の電話をかけるが、いずれも満室。
8月15日:化石の森と隕石クレーター・ツアー
- 07:00起床、グランドキャニオンの谷底と谷上の宿の予約の電話をかけるが、いずれも満室。
- 08:30~ Open Roadの「化石の森&メテオクレーター、ペインテッドデザート」ツアー参加(69ドル)。18:00過ぎホステル帰着。
- 夜にグランドキャニオンの谷底と谷上の宿の予約の電話をかける→谷底満室、谷上(ブライトエンジェルロッジ)は空室が出たので予約完了(1泊72.08ドル)。
※グランドキャニオンの各宿は、直前(前日か前々日あたり)にキャンセルが出るので、随時電話等かけていれば予約が取れる可能性あり。
8月16日:グランドキャニオンへの準備日
- 07:00am~ 公衆電話からグランドキャニオンの谷底のホステル(ファントムランチ)予約電話→3日目にして空室あり→予約完了(1泊27.97ドル)。
- アムトラックの駅で今日何か参加できそうなツアーがあるか(モニュメントバレーに行きたかった)尋ねるも、参加できるものが無く、この日はグランドキャニオン行きの準備に充てることに。
- グランドキャニオン国立公園往復のOpen Roadのシャトルバス予約(片道20ドル+国立公園入園料6ドル:計46ドル)
- フラッグスタッフ散策・・・Walgreens(ウォルグリーン・ドラッグストア)等で谷底トレッキング用の食料等調達
8月17日:グランドキャニオン国立公園入園→谷底へ降りる→谷底1泊
- 朝一でDu Beau Hostelチェックアウト
- フラッグスタッフのグレイハウンド・バスターミナルのコインロッカーに大きな荷物(グランドキャニオンでは使わない物)を預ける(初日1ドル、以降5ドル/日)
- 08:30フラッグスタッフ発Open Roadのバスでグランドキャニオン国立公園入園、10:45am着
- ブライトエンジェルロッジ(谷上)でファントムランチ(谷底ホステル)のチケットを受け取る
- 12:50グランドキャニオン谷底へ下り開始(サウス・カイバブ・トレイル)
- 18:10谷底ファントムランチ着→ドミトリー宿泊
【トレイルの選択について】:
グランドキャニオンの「往路」谷に降りるのは、距離が短く(約11km)急なサウス・カイバブ・トレイルで。「復路」登りは距離が長く(約15km)緩やかなブライト・エンジェル・トレイルがお勧め。
グランドキャニオンの「往路」谷に降りるのは、距離が短く(約11km)急なサウス・カイバブ・トレイルで。「復路」登りは距離が長く(約15km)緩やかなブライト・エンジェル・トレイルがお勧め。
8月18日:グランドキャニオン谷底→谷上へ登る→夕日
- 05:50am谷底ファントムランチ出発→谷上へ登り開始(ブライトエンジェル・トレイル)
- 11:45am 谷上到着
- お昼休憩のあと、ブライトエンジェルロッジにチェックイン→洗濯
- MARKET PLAZA(マーケット・プラザ)で買い物
- モハーベ・ポイントで夕日(日の入り)を眺める
8月19日:グランドキャニオンにて朝日を拝む
- 05:30am起床→マーサーポイントで日の出・朝日を拝む
- その後、ブライトエンジェルロッジまで徒歩で散策、グランドキャニオンの崖っぷちを堪能する
- ブライトエンジェルロッジ帰着→チェックアウト
- 11:45amグランドキャニオン発 Open Roadバスにてフラッグスタッフへ→13:30着
- グレイハウンドバスターミナルのコインロッカーから荷物ピックアップ(初日1ドル+1日5ドル×2日=計11ドル)
- 15:45フラッグスタッフ発のグレイハウンドバスでラスベガス経由(車中泊)でロサンゼルスへ向かう・・・この後アメリカ西海岸のウロウロ旅(サンディエゴ~カナダ・バンクーバー、ナナイモ、ビクトリア・・・)が始まります。
上記日程の内容については、折を見て、別ページに1ページずつ起こしていく予定です。
ところでグランドキャニオンって安全なの?難易度は?
グランドキャニオンを上から眺めるツアーは日本発のものも腐るほどありますが(だいたいラスベガスとワンセット)、グランドキャニオンを谷底まで降りるのは危険か否か、というと、個人的には、それなりの知識と水の準備等あれば、あまりたいしたことはないと思います。しかし、グランドキャニオンの現地ではこんなポスターが表示されています。
Over 250 People are rescued from the depths of Grand Canyon each year... Most of them look like him.(毎年、250人以上がグランドキャニオンの底から救助されています。その救助される人のたいていは、写真の彼のような外観です・・・)ということで、上の写真のような精悍な顔つきと体型をした若者が、毎年、何百人もグランドキャニオンの谷底から救助されているそうです。ナメてかかると大変なことになる、ということです。
グランドキャニオンの谷底に降りるための準備
谷底に降りる準備としては、1泊の場合、- 飲料水(最低)4リットル
- 自己責任を全うできる最低限の食べ物(豆や乾燥果物、バランス栄養食系など)
- 晩飯と朝飯は基本的には自分で用意していったほうがよい(谷底のファントムランチでも食事は提供していますが、予約が必要だったり、ステーキディナー29.41ドル、シチューディナー20.84ドル、朝食17.65ドル、スナックランチ9.15ドル~と高いのと、谷底に食材を持って降り、ゴミを持って上るのが大変であるのに加え、そもそも「国立公園内」「自然保護」「自己責任」の世界なので、あまり「谷底で食事を楽しむためのステイ」という雰囲気ではありません)
- 日差しを避けられる帽子
- 上り下りする際、膝を曲げやすいショートパンツ(排熱のため膝下は開いていたほうがよい)
- 靴下はクッション性のある厚めのものを
- しっかりとした運動靴(赤い砂と土がまとわりついて真っ赤になり、洗っても洗っても色が落ちなくなるくらい強烈です)
- 寒がりの人は長袖(谷底に行くにつれ、急に冷んやりしてきます。そして日暮れが早く、日の出は遅いです)
- きちんと事前に予定を立てて、マイペースを守ること
実際の登り下りの様子などは、別ページにおいおいアップしていく予定です。