日本で現役デロリアンに遭遇

2019/09/18

日本

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先日、たまたま通りすがり、東京・某所でデロリアンを見かけました。

アメリカのユニバーサルスタジオでも遭えなかったのに、まさか日本で遭遇するとは思ってもみませんでした。

デロリアン(DeLorean)と言えば、言わずと知れた1985年のハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(Back to the Future)にて、タイムマシンとして使われたアメリカDMC社(デロリアン・モータース・カンパニー)の車ですが、私が見かけたのは、テーマパークの敷地でもなく、何かのイベントでもなく、一般車が利用する普通の立体駐車場から出てきて、普通に停めてありました。

ちょうどオーナーの方が知人?の方2,3人に、デロリアンを見せてあげてる風で、車内からはバックトゥザフューチャーのテーマを流していたので、明らかに映画を意識しての車の保有と紹介だったようです。

上の画像からもわかるように外装や内装は特にタイムマシン風に改造はしていなかったようですが、展示用のレプリカとか復刻版とかではなく、おそらく当時モノの実車のようで、今現在どのくらい馬力が出るかはわかりませんが、現役で公道を走れるようでした。


左ハンドルで、「デロリアン DMC-12」の象徴とも言える上に開く扉・・・ガルウィング(カモメの翼)ドアも健在でした。最近は流線形で角丸な車ばかりですが、デロリアンのいかにも1980年代的にカクカク角張ってる感が、逆に新鮮な感じにも映ります。

デロリアンは日本に数台しかないようですが、今も販売されているのか調べてみたら、日本で唯一のデロリアン専門店「DMC-J」というDMの正規代理店が愛知県豊橋市にあるようです。

  • DMC-Japan: http://www.dmc.jp/
  • DMC-Japanの紹介(場所など): http://www.dmc.jp/infomation/

デロリアンの歴史については、このサイト(http://www.jigowatt.org/dmc/history.html)に詳しく載っていました。

このサイトのURLのjigowatt(ジゴワット)というのは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(Back to the Future)の中で、クリストファー・ロイド演じるドクが、雷の電気量を「ジゴワット」(ギガワットのこと)と表現したことに由来してますね。サイトオーナーさんのセンスの良さとBTTF好き度がURLに感じられます。

今でこそ「ギガ」という単位と単語は「ギガ割」など当たり前に使われていますが、映画「バックトゥザフューチャー」の1985年当時は、ギガという単語は聞き慣れなかったことが映画の台詞にも現れた結果です。

また、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の舞台は2015年で、すでに現代(改め過去)になってしまってますが、ギガの単位といい、デロリアンを見かけたことといい、見事に1985年とオーバーラップしたような感覚に陥りました。

昔、 フォルクスワーゲン社の車ビートルで「1日3台ビートルを見たら幸せになれる」「黄色いビートルを見たら幸せになれる」とか言われていましたが、デロリアンを見たら幸せになれるんじゃないか、と思える今日この頃です。

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