コロナ禍になって1年が経過、飲食店だけでなく、大手のスポーツジムにも閉店や会費値上げの波が押し寄せています。
スポーツクラブA【会費値上げ】
会費改定のご案内
弊社は新型コロナウィルスの脅威のなか、フィットネス業界団体のガイドラインに基づき、様々な対策を講じ営業を続けておりますが、このコロナ禍における感染の不安から会員数が著しく減少いたしました。運営の合理化、固定費の削減など進めておりますが、今後の環境変化に対応しつつ、クラブ運営を継続するためには、会費改定が避けられないと判断し、下記の通り月会費を変更させていただきたくお願い申し上げます。
とのことで、月当たり+1100円、年間では13200円の大幅値上げとなってしまいました。しかしながら、人々が新しい生活様式になってしまったこの状態では、どこまで営業を続けられるかは未知数です。
特に外国人客に依存していたり、ビジネス街にあるスポーツジムは、かなり深刻な状況になっているようです。
ここのスポーツジムは毎月2日間(定休日)+お盆休み+年末年始休みなど、がっつり休館日を取るので、値上げすると会費の割高感が際立ってきます。
スポーツクラブB【閉店】
某スポーツクラブBの例では、25年以上も営業していた旗艦店に値する店舗が閉店することになりました。閉店のお知らせこのスポーツクラブBは、日本有数の乗降客を誇るマンモス駅から徒歩2分、大きな交差点に面した立地条件抜群のロケーションにあったのですが、閉店に至りました。このスポーツクラブBは、
開業以来、多くのお客様にご利用いただき、フィットネスクラブとしてその役割を果たすべく営業してまいりましたが、諸般の事情によりこれ以上の営業継続は困難であると判断し、2021年3月末日を持ちまして営業を終了する運びとなりました。
- お風呂とサウナがない
- 場所がらキッズやファミリー層を集客しにくい
そんな状況なのに、さらに同じ系列の新たな店舗を近隣に作ったところに、新型コロナウィルスの打撃を受け、ビジネス通勤者の激減で、ロケーション抜群(=家賃が高い)ことが返って仇になり、閉店の引き金になったのではないか?と思われます。
あと、実際に少し利用してみた時の感想としては、ここの店舗の利用者は「ちょっとイライラしてる人が多い」という印象を受けました。ちょっとしたことで一触即発的な雰囲気が漂っていたので、「リラックスにいく」「落ち着いて穏やかにやる」のは難しい感じでしたので、この店舗をメインに利用することはなかったです。
いずれにせよ、このスポーツクラブBの系列店の中では、アイコニックな存在だっただけに、残念です。
尚、このスポーツクラブB系列の店舗は、ここだけでなくビジネス街にある店舗を中心に、複数店舗が閉店となります。
スポーツジム利用者でわかる東京オリンピック開催の無理さ
コロナ禍の現在でもあいかわらず私はスポーツジムは利用させていただいていますが、利用者を見ていると、東京オリンピックはとてもじゃないが、海外からの観客を誘致しての開催は無理であろうことがわかります。スポーツジムには数は激減したものの、外国人利用客はまだいて、その行動をみていると、やはり日本人よりマスク着用の意識が薄く、ジム内には「マスク非着用での会話は厳禁」との張り紙等が貼っているにもかかわらず、あいかわらず外国人利用客は、マスク無しで話していたりします。
外国人は複数名一緒(グループ)でジムを利用するパターンが多く、また日本人よりも大声でよくしゃべり、発音等も日本語よりも強い(言語的に飛沫拡散が大きい)傾向があります。これを見ていると、日本よりも海外のほうがコロナの状況が悪いことは頷けます。
こうした人々が東京オリンピックで何千人も訪れて、コロナ対策万全で五輪を運営できるか?といえば、まず無理であることを痛感する日々です。
追記
2021年4月25日、新型コロナウイルス感染拡大により、4都府県に対して政府の「緊急事態宣言」が発令されました。比較的規模が大きいスポーツジムは相次いで休業することになりましたが、24時間営業の簡易型セルフ・フィットネスジムは休業には応じず。4月26日の23:40頃に24時間営業の簡易型フィットネスジムの1店舗を外から覗いてみたところ、とても賑わっていました。
今後は、休業要請にバカ正直に従うジムほど閉店(倒産)リスク増加または会費の値上げで利用者負担増の負のスパイラルに陥り(←すでにほとんどのジムが崖っぷち)、休業要請に応じないジムは顧客増加でホクホク、という「正直者は損をする」という未来が見えてきました。