バッグやリュックに安く簡単に収納(ポケット)を増やす方法

2023/02/05

DIY

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バックパック収納追加DIY

バッグやバックパック(リュックサック)などの商品レビューを見ていると、「ここに収納がないのが残念。」「このポケットだとすぐ物が飛び出してしまう。」・・・だから、「2990円のこのブランドのバッグより、29800円のあのブランドのバッグのほうがいい。」といった類のものをよく見かけます。

バッグ自体の外観やクオリティはほとんど差がないのに、ちょっとしたポイントやブランド名で、すべて既成で用意されていることを望み、高い値段のほうを評価する・・・そんな風潮が見られます。

しかし、例えば、バッグやバックパック(リュックサック)などの収納は、安く簡単にDIYで増やすことができ、自分のバッグの利便性と付加価値を高めることができます。

自分が自分のバッグに施した、ちょっとした工夫を、メモがてら残しておきます。

ペンケース(筆箱)をサイドポケットにする

1.ダイソーの100円ペンケース(筆箱)

ダイソーの筆箱ペンケース
バッグやリュックサック(バックパック)の外側の収納(ポケット)増設としてけっこう使えるのが100均ショップ・ダイソーのペンケース(筆箱)。100円(+税)です。

このダイソーのペンケース、外側がCORDURA(コーデュラ)調なので、特にCORDURAを使っているリュックサックやバッグとの見た目の相性がよいのが特徴です。

バッグやリュックサック(バックパック)の外側に、「ファスナー式のちょっとした収納(ポケット)」を付けたい時に使います。

ちなみにそのペンケースの、「Develop a cozy Relationship Majestic(良好な関係を築く)」「DARK CHIC」と印字された、英語ネイティブが見たら小首をかしげるようなタグは、糸の縫い付けをほどいて取り外します。

2.ハトメパンチで穴を開ける

このペンケース、ペンケースなので(当たり前ですが)裏側(底面)には何もありません。つまり、バッグとペンケースをつなげる(引っ掛ける)部分がどこにもありません。

そこで、鳩目ポンチセットでペンケースの裏側に穴を開けます。鳩目ポンチを使うのは、そのほうが耐久度が増すから・・・というだけなので、もしDIY道具で鳩目ポンチセットをお持ちでなければ、キリなど先端が尖ったもので穴を開けるだけでもよいです。
バックパックのポケット外付け
上写真のような感じで、バッグの装着したい部分の形状に合わせて、ハトメパンチで穴を開け、真鍮製の鳩目鋲を取り付けます。

3.ヒモでバッグにくくりつける

その穴にヒモか結束バンドを通してバッグと結びつけます。
ヒモは色が合っていれば何でもいいのですが、私は家に余っていた書類を綴じる用の黒い「つづりひも」や黒の結束バンドを使ったりしています。
バッグにサイドポケット増設
上写真は、サイドバッグの横のデッドスペースに、ダイソーの100円ペンケースを、ファスナー付きの収納(サイドポケット)として取り付けた図です。
両方ともCORDURA調の素材なので、なじんでくれます。少なくとも自分が使う分には違和感もなく、使い勝手はよく、長年、この状態で使い続けています。尚、防水性はありません。

ヒモで結び付けたペンケースとバッグの接着面の隙間に、さらにマジックテープを貼り付けて補強すれば、強度(固定度・安定感)が増します。取り外しも簡単です。

メッシュの小物入れを内ポケットにする

1.メッシュのポーチ(小物入れ)

100円ショップのメッシュのポーチ小物入れ
こちらは昔、100円ショップのキャンドゥで買った、B6 Mesh Case 片面メッシュのファスナー付きポーチ(小物入れ)ですが、これ系もバッグの内ポケット(内側収納)を増設するのに重宝します。

表裏両面がメッシュではなく、片面だけがメッシュになっているものがよいです。また、明るい派手な色の背景の小物入れだと、バッグの中で、入れたものが目立つのでよいです。

2.マジックテープで貼り付けるだけ

こちらはマジックテープでバッグの好きな場所に貼り付けるだけの簡単な作業で、内ポケットを増やすことができます。内側の収納なので、マジックテープは小物入れの裏面の両端に少し貼るだけでも十分です。
ユニクロのリュックサックにポケット増設
上の写真は、バックパックの内側の既存のポケットの中に、さらにファスナー付きメッシュポーチを入れて、区切りをつけたものです。

背面はマジックテープでバックパックに固定してあります。いろいろ小分けできるようになり、かつファスナー付きなので、入れたものがバッグの中で飛び出したり、シャッフルしないで済むメリットがあります。メッシュの背面が赤色なので、バッグの中でも内容物がさらに見やすくなった、という偶然の副産物もありました。

布きれ1枚でもポケットは作れる

メッシュ・ポーチなどの小物入れがなくても、上のやり方で、布切れ1枚あればバッグのインナー・ポケットを増やすことができます。
布切れでバッグの内側収納を作る
  1. 着古したTシャツなどの背中部分の布を1枚、任意の大きさ・形に切り取る。
  2. マジックテープを「コ」の字形にバッグのインナーに貼り付ける。
それだけでもバッグの内側に新たな収納を付け加えることができます。

傘の収納袋をポケットに転用する

ダイソー傘の収納袋(100円)

バックパック(リュックサック)の両サイドに、ドリンク入れ用などのポケットが付いていることが多いですが、

  • もう少しポケットの要領を増やしたかったり、
  • ファスナーが付いておらず、入れたモノの飛び出し・落下や盗難が心配だったり

することがあります。

そんな時に役立つのがダイソーの「傘の収納袋」(100円+税)です。
ダイソー傘の収納袋の便利な使い方
「傘の収納袋」なので、もちろん折り畳み傘を入れるのにも使えますが、傘以外の物の収納にも使えます。

この収納袋は「水を弾く撥水加工」&「内側がマイクロファイバー生地」でモフモフしているので、例えばスマホを入れた場合、ちょっとしたクッション性の保護の役割も果たしてくれます。
バックパックのサイドポケットを増設
上の写真は、UNIQLOのバックパック(+ Cordura):タグNo. 364-067302(11-01)・・・つまり「2011年の冬モデル」・・・のサイドポケットに、ダイソーの「傘の収納袋」を入れ、カラビナで連結させた図。「傘の収納袋」もCordura調なので、ちょうどよい感じです。

「傘の収納袋」を入れても、まだ少し余裕があり、コンパクトな薄い折りたたみ傘なら2本はこのサイドポケットにさらに入れることができます。

収納力up + 落下&盗難防止

この傘の収納袋は縦尺が約30cmあるので、バックパックのサイドポケットに差し込んだ場合、既存のサイドポケットから少し飛び出ます

つまり、飛び出た分、中に物を入れられる(収納を増量できる)ということになります。

また、この収納袋の端にはヒモが付いているので、そこにカラビナなどでバックパックのどこかに連結させれば、

  • サイドポケットからの飛び出し・落下防止
  • 盗難防止

になります。

よくスマホをリュックサックのサイドポケットに、外から見える状態で無造作に入れている人を見かけますが、それだと走った時に飛び出て落下(紛失)したり、人混みでスラれたり(盗まれたり)する可能性があります。
日本だと、スマホを紛失しても戻ってきたりしますし、スリに遭う危険性は低いですが、海外だと高い確率で盗まれます。犯罪を誘発するような持ち運びは避けるべきです。

ファスナー付きの収納に入れ、なおかつカラビナ等でバックに固定していれば、落下・紛失・盗難のリスクを軽減することができます。

以上、格安でバッグなどに収納(ポケット)を増やす方法でした。

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