ビーチサンダルを身の回り品で修理する方法

2019/08/01

DIY

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ビーチサンダルの鼻緒の先端が切れてなくなってしまいました。

100円ショップで買ったサンダルなので、買い替えたほうがコスパはいいのですが、雨が降っていたのと、なるべく自分が使っているものはできる限り長く使って、不要なゴミはできる限り少なくしたい、という貧乏性分なので、身の回りのもので修理できないか、試してみることにしました。


巷のネットでは、鼻緒の先端に、パンの袋を閉じるヤツ(バッグ・クロージャーという名前らしい)や、缶ジュースのプル部分を鼻緒に挟み込んで、鼻緒のストッパー機能代わりにする方法が散見しましたが、


この方法だと、そもそも鼻緒の先端の丸いストッパー部分が少し残っていないと使えない修繕方法で、私のように鼻緒の先端の丸い部分がすべて消えてなくなるという破損ケースには通用しません。

また、バッグクロージャ―や缶ジュースのプルを挟み込んでも、すぐに外れたり破損したり、歩くとカチンカチンと音がするので、本当に一時しのぎ・・・応急措置の応急措置という感じになります。

そこで、もう少ししっかりと、尚且つ、身の回りにあるモノを使って修繕できないか、試してみました。

身の回りのゴミを有効活用する


鼻緒の先端の代わりになる適当な強度があるものであれば何でもよい(例えば何かプラスチック製ものかゴム製のものなど)です。身の回りを見渡すと、プラスチック製品であふれており、事欠かなさそうです。


豆腐が入っていた白い容器、ヨーグルトのフタ、何か製品が入っていた透明のクリアケース(ブリスターパックというらしい?)などいろいろあります。

そこでヨーグルトのフタの強度がちょうど良さそうだったので、適当にハサミで丸く切ってみました。(強度が足りなさそうな場合は、そのプラスチック製品を2枚、接着剤で貼り合わせて二重にするとよいでしょう。)


ポイントは小さなネジ


そのヨーグルトのフタから切り取った丸いパーツに、小さなネジを通します。


私は小さなネジなど、日ごろから電化製品やオモチャを捨てる際に、分別して、使えそうなものは保管しておくようにしているので、それが役に立ちました。小さなネジは、たいていのホームセンターなどで安価に販売もされています。

そのネジを、残っている鼻緒の先端の切断面にねじ込んでいけば、完了です。


以上で、サンダルは無事復活。サンダルは履けるようになりますが、どうせなら長く履きたいので、少し補強します。


  1. ねじ込んだ接続部周辺に瞬間接着剤を塗りたくってネジを補強
    (ネジをねじ込む際のネジの溝にも接着剤を少しぬって、ねじ込んでいいくと、ベストです。)
  2. 底の部分にネジが露出するので、防水とクッション効果をねらって、シューグーで全体をカバーする。


Shoe-Goo(シューグー)は、靴底を補修する道具で、コールタールのようなものをチューブから出して、塗りたくれば、すぐにゴムのような感じになって、塗ったところをコーティングしてくれます。

これで防水性と耐久性、クッション性が上がり、サンダルを踏んでも、カチカチ音がすることもありません。

↓完成図。


この後、使い続けて3ヶ月が経過しますが、まったく問題なく使えています。

この方法だと、小さなネジがあるかどうかが一番のポイントになるかとは思いますが、自分は身の回りにあったもので済ませたのでトータルでゼロ円で修理完了です。

全作業工程は30分ほど。最後に、シューグーを乾かすのに30分~(余裕があれば+2,3時間)乾かす、といったところでした。

その他の応急処置


上述のような身の回り品がない場合は、本当に「仮の応急処置」ではありますが、
  • 輪ゴムで足の先端とサンダルの先端を留める
  • 同じく先端をでくくる
  • ビニール袋を細くねじって、または衣服などの布をちぎってヒモ代わりに足とサンダル先端を固定する
などの方法も考えられます。

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