アメリカ最南端のユースホステル・キーウエスト

2003/07/08

アメリカ

t f B! P L
グレイハウンドバスでマイアミ発、セブンマイルブリッジを経由してキーウェストのダウンタウン(GATO CIGAR FACTORY前あたり)に降ろしてもらって(夕方18:00頃)、まずは予約しておいたユースホステルへ徒歩で直行。

  • Hosteling International Key West and Seashell Motel
    (現名:Seashell Motel and Key West International Hostel)
  • URL:keywesthostel.com
  • 所在地:718 South St, Key West, FL 33040 U.S.A.
  • ドミトリー1泊19ドル(チェックイン時24ドル払ってキーデポジットとして5ドルチェックアウト時に返却される)

典型的な南国の開放的なホステルという感じで、キッチンは野外のものを使用します。庭や周辺は南国らしく、ヤシの木などの覆われていて、建物もそれなりの築年数は感じます。

「地球の歩き方 B01 アメリカ2002~2003版 P648」には「きれいとはいえないが」との評価が書かれてありましたが、マイアミその他、もっと汚かったり、怪しげなホステルに宿泊してきた自分としては、キーウェストのこのホステルは、「アベレージ」(標準的)という感じでした。

なぜか受付(フロント)の真横/右側の壁に、日本語の大きめなキーウェストの地図(手作り風)が貼られており、面食らってしまいました。日本人宿泊者もそれなりにいるのでしょう。ちょっと色褪せていたので、数年前に日本人のどなたかが作成して、置いていったのかもしれません。
尚、私が滞在したときは、キーウエストでは日本人は見かけませんでした。

とりあえずホステルにチェックインして、ドミトリーの部屋に荷物を置いて、夜21:00頃まで明るいキーウェストの町へ繰り出すことに。

ちなみに、上の写真にも写っていますが、ホステルの入り口のところにも自転車が何台か置いてあり、ホステルでもチャリンコはレンタルできるようですが、島自体の縦尺(ダウンタウンの南北)が2,3kmぐらいしかないので、私はすべて歩き回ることにしました。初めての町は、歩いて地面の起伏や臭い、音を感じたいものです。

(1)最南端の証:サザンモストポイント


まずはアメリカ最南端に来た証として、サザンモストポイントへ。
ユースホステルのすぐ近くで、South St.をひたすらまっすぐ海のほう(南西)へ向かうだけ。South St.の突き当り(海)が、Southernmost Pointになります。

キーウェストの一番の観光地なので、このサザンモストポイントの碑といっしょに記念写真を撮る旅行者がとても多く、人が写らないように、この石碑だけ撮影するタイミングがとても難しかったです。

キーウェストは夜更かし系ピーポーが多いので、早朝にこのサザンモストポイントに来れば、比較的空いています。私も翌朝、バス出発前にもう一度ここを訪れて写真を撮り直しました。

ただ、このサザンモストポイント、あくまで「一般人が来れる」アメリカ最南端はここまで、というだけであって、googleの地図で上空から見ればわかるんですが、本当の最南端は、このサザンモストポイントから少し南西側に行った、米軍基地内のホワイトヘッド・スピット(Whitehead Spit)というところが正確な最南端ですね。↓


このサザンモストポイントの目と鼻の先(といっても200kmくらい南ですが)は、キューバのハバナになります。そんなわけで、このキーウエストも、文化圏はどちらかというとキューバ調で、建物のデザインなどは、キューバチックなものが多かったです。

サザンモストポイントの後は、近くのビーチで砂と少し戯れ・・・
島だけに、本当に嫌になるほど360度、海・海・海ばかりです。

(2)ヘミングウェイの家


その後、南国調の楽しい町中の家々を眺めつつ、ノーベル賞作家ヘミングウェイのお家(現在はミュージアム)へ。

他に観光ポイントも少ないので、このヘミングウェイさん宅周辺も観光客でにぎわっていました。

ヘミングウェイが屋敷で猫をかわいがっていたこともあってか、キーウェストのあちこちに猫がいて、ゆったり穏やかに過ごしている感じでした。

変な誘惑が少ないので、作家活動とか芸術家とかが、創作活動に勤しむにはキーウェストは良い環境だと感じました。そんな背景からか、町中・街角・庭先には彫刻その他A級?B級?C級?な芸術作品らしきものがあふれかえっていました。

民家の軒先に飾ってあった、ターミネーターみたいな金属の寄せ集めオブジェ。
写真はMAZDAのトラック。その他、YAMAHAの文字もたくさん見かけました。こんな日本から地球のほぼ反対側なのに、キーウェストで走っている車全体に占める日本車のシェア率はかなり高いように感じました。
キーウェストの地元民は、スクーターを重宝しているようで、日本のスクーターをノーヘルで乗り回している姿もたくさん見かけました。
南国によくある電線にぶら下がり系の信号。ストリート名表記は各コーナーに白地に黒で表示されていますが、道は真っすぐ&直角で構成されており、島自体がそんなに大きくないので、迷いようがありません。

その他、町を散策していて気付いた点:
  • 鶏(チャボ?)があちこち歩きまわっている
  • 道路に覆いかぶさるように熱帯樹林系樹木があちらこちらに
  • その木々のざわめきと蝉の鳴き声、そしていろいろな鳥の鳴き声
  • 360度海であちこちでシュノーケリング、ダイビング、水上バイク・・・

街角のアートなのか、ただの壁なのかよくわからないものと、お墓とチャボ?
お墓は地中に埋葬ではなく、空中に立体的なんですね。これってどうなんでしょう・・・ハリケーンで崩れたりしないのかな?

(3)マロリースクエアで夕日のイベント


そんなおもしろくて飽きない南国調の家々などを眺めつつ、ヘミングウェイさん宅前のDuval St.をひたすらまっすぐ北へ歩き、マロリースクエアへ。この島一番のイベント?サンセット・セレブレーション(Sunset Celebration)に参加。といってもただ夕日が沈むのを眺めるだけですが。

マロリースクエアには、こんな小さな島に似つかわしくないほど巨大豪華客船が乗りつけており、ほとんど島中の観光客がここに集まっているのではないか?と思われるぐらい、ごった返していて、大道芸人やら似顔絵描きやらで賑わっていました。

観光客はほぼ白人系の人々でした。アジア系や黒人系はほとんど見かけませんでした。

本日はこれにて終了、ユースホステルに徒歩でもどりました。

ユースホステルで1泊して、翌日は早起きして町を軽く散策後、GATO CIGAR FACTORY前(Ameria × Simonton St.)のところから10:45am発のマイアミ行のグレイハウンドに乗ります。北米東海岸3週間のグレイハウンド長距離バス旅の折り返しです。

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