NYのバスターミナルに1泊(一夜を過ごす)

22:10
乗客の置き去りなどで1時間遅れでニューヨークのバスディーポ（ターミナル）に到着しました（キーウェストから約35時間、マイアミからだと約28時間）
鉄骨むき出しでドドーンと迫力あるポート・オーソリティ・バス・ターミナルを吉野家の店側から写した・・・の図。

• Port Authority Bus Terminal（New York Bus Depot）
• 所在地：625 8th Ave, New York, NY U.S.A.(8th Ave.×W 42nd St.)
• URL：www.panynj.gov/bus-terminals/port-authority-bus-terminal.html

実は、私のキーウェスト・マイアミの次の本当の目的地は、NYではなく、NY手前のフィラデルフィアだったのですが、

• バスの乗り継ぎが悪かった
• 初めての街に深夜到着は避けた方が良い
• 夜行バスでの車中泊にして宿泊費を浮かせたかった

等々の理由により、わざと目的地のフィラデルフィアを一旦、通り越して、ニューヨークに着くというプランを取りました。

• わざと目的地を通りこして長い距離を乗ってバスで宿泊する
• 隣町に直線的に行かず、ジグザグなルートを取って距離を稼いでバス泊する

という方法で、ホステルなどの宿泊費を浮かせるのは、グレイハウンドの乗り放題チケットではよくある技です。

例えば、次に訪れる街が、半日観光で十分で宿泊するまでもない（その町に早朝に着いて夜離れる＝タッチ&ゴー）、といった場合にも、こうした手段を取ると、時間を有効活用することができます。

ということで、本日は、22:10に到着したNYですが、早朝7：00発のバスでフィラデルフィアへ折り返すので、それまでNYのバスディーポで時間つぶし（つまりバスディーポで1泊）ということになります。たった22：10-7：00の時間帯のためだけに、宿泊費を払うのはもったいないですからね。

ちなみに、昨晩はバス車中泊で、今日はNYのバスディーポ泊なので、2日間、風呂に入れないわけですが、基本、バスにずっと乗りっぱなしだったので、真夏だけど汗などはかいていない状態だったので、とりあえず風呂&シャワーはまだよしとします。

黄金の四つ角

NYに到着し、もう夜も遅くなってきましたが、お腹がすいたので、とりあえずバスターミナル周辺でいろいろ用事を済ませることに。

私は個人的に、このNYのバスターミナル周辺を「ゴールデン・スクエア（黄金の四角形）」と位置付けていて、とりあえず私に最低限必要なインフラがこの交差点に集約されていたので、いつも重宝していました。
ここの交差点周辺に、

1. バスターミナル
2. 吉野家（この通りをもう少し先まで歩くと99セントショップもあり）
3. EasyEverything（ネットカフェ）
4. Duane Reade（ドラッグストア）

が集まっていて、最低限の用事を効率よく済ませることができるからです。ということで、

1. まず吉野家に行ってお腹を満たして、
2. 吉野家の通り沿いにちょっと行ったところにあるAmerica's 99c store(99セントショップ。日本でいうところの100円ショップ。42nd St沿いの6th～7th Ave.あたりに在り)に行き、必要なものを仕入れて、
3. EasyEverything（インターネットカフェ）に行って、メールチェックや情報収集、次のお宿の予約などを済ませ、
4. Duane Reade（ドラッグストア）に行きドリンクと翌朝の軽食（サンドウィッチ系）を仕入れ

バスターミナルにもどり、居場所を確保して、7：00発のフィラデルフィア行きを待つことにしました。

夜のニューヨークのバスターミナル

ポート・オーソリティ・バス・ターミナル内にある大きな壁画。ライトで浮かびあがらせステンドグラス調なのでなんだか教会にいるような感じにもなります。まさにオーソリティ（権威・荘厳）といったところです。

このバスターミナル内にも売店やレストラン、コーヒーショップとかはありますが、夜は閉まってしまったり、値段もそれなりなので、バスターミナルの向かいにあるドラッグストア「デュアン・リード（Duane Reade)」で飲食物は買ったほうがいいかもしれません。

夜になると周囲の環境はあまりよくないので、用もなくうろつくのはやめること。
地球の歩き方 B01 アメリカ 2002～2003年版 P654

とあったのですが、バスターミナル内含め、NYよりもマイアミやLAなど、もっとよろしいとはお世辞にも言えないバスターミナルはこれまで経験してきましたし、アメリカ最大級のバスターミナルだけあって、私と同じように、早朝のバスを待っている風の旅行者も地下にたくさんいたので、NYについてはそれほど危険な気配を感じさせるものはありませんでした。

あと、9.11のテロ以降、ターミナル内外の警備員や警察官の数がさらに増えているようにも感じます。

ちなみに、私はキャリーケースの外側のポケットにいつも自転車用のチェーンキーを入れており、
こうした場所ではいつもベンチの柱や手すりなどに、荷物をロックして、席を離れるなり、ウトウトするなりしていました。自分が近くにいる場合であっても、引ったくり防止用のために、できる限りロックするようにしています。鍵は、鍵をかけていることをアピールできる目立つ色（黄色とか赤色）がいいと思います。

尚、このバスターミナルには（おそらくセキュリティ上の事情で）ロッカーはありませんが、地下1Fのバスチケット売り場の横の、バス乗車時の荷物を預かる場所で、1個/2ドル程（当時）で荷物を預かってくれるようです。私は利用しませんでしたが。

そんなこんなでバスターミナル内でウトウトしていたら、あっという間に朝07:00時が近づいたので、バスのチェックインを済ませ、フィラデルフィアへ向かうことにします。NY～フィラデルフィア間は2時間ちょいで着いてしまいますが、そのバスの中でも睡眠補充、寝る気満々です。