クオッカのロットネスト島を自転車で1周

2004/01/21

オーストラリア

t f B! P L
「オーストラリア3週間ラウンドの旅」の12日目(うち、パースは4日目)の本日は、クォッカ(クオッカ/クアッカワラビー)に会いにロットネスト島へ行きます。


ロットネスト島行きのフェリーに乗るために、早起きして、ホステル(バックパッカーズ)を出て、パースの桟橋へ徒歩で向かいます。

フェリーに乗る


  • 乗った船:オセアニック・クルーズ(Oceanic Cruises)
  • URL:www.oceaniccruises.com.au
  • 出航場所:バラック・ストリート・ジェッティ(桟橋)- Barrack Street Jetty 発
    ※往復ともにフリーマントルを経由します。
  • 運賃:パース発着往復58ドルだが、ユースホステル会員は3ドル割引で55ドルでした。お金をさらにケチりたい人は、パース発着ではなく、フリーマントルまで3ドルで電車で行って、フリーマントル~ロットネスト島往復が40ドルなので、計46ドル(パース発着より9ドル安い)で行くこともできます。
    また、他にもフェリーの運航会社はあるので、それらと比較するとよいでしょう。
  • 時刻表:
    【往路】 バース発 8:45 10:00 12:00 14:00
    【復路】 ロットネスト島発 9:15 10:45 12:30 16:15
    ※私は往路8:45amの便に乗り、復路は16:15の便にてパースにもどってきました。
  • 乗船時間:パース~ロットネスト間はだいたい30~40分程度


パースの街並みがだんだん遠ざかっていきます。海から眺めるパースの街もなかなかよいものです。船は座席があるのですが、往路はデッキにずっと出て、船旅を楽しみました。

海辺の豪邸?群を眺めているとすぐにロットネスト島に着きました。意外と家屋・建物は多いようで、最低限の商業施設も整っているようです。


「よし、クォッカを探すぞ」と完全にクオッカ脳になっているところ、突然、なぜか孔雀が足元にいて出鼻をくじかれてしまいました。どこかの柵の中にいるわけでもなく、街中で放し飼い?になっているようでした。

自転車を借りる

気を取り直して、早速、自転車を借ります。

  • レンタル自転車屋さん店名:Bike Hire(Pedal And Flipper)
  • 場所:Bedford Ave, Rottnest Island WA 6161 Australia
    ※Hotel Rottnest(ホテル ロットネスト)の裏
  • 料金:1日1台15ドル~(MTB18段変速は20ドル)その他デポジット25ドルは自転車返却時返金

コースは時計回り

コースは、このフェリーターミナルやレンタル自転車屋さんがあるロットネスト島で一番栄えている地域を出発して、時計回りに島のなるべく外環(一番外側のできるだけ海沿いの道路)を進んでいき、島の反対側のWest End(ウェストエンド)のCape Vlaminghまで行って折り返し、またフェリー乗り場まで戻ってくる、というものです。(下の地図の矢印方向に進む。)


【所要時間】:計 約3時間半
  • 距離:およそ26km
  • 往路:2時間・・・南側の道。ウェストエンドまでの往路が南西からの向かい風。
  • 復路:1.5時間・・・北側の道。追い風。
※もっとも、灯台やらビーチやら、いろいろな所に立ち寄りながら、クオッカと戯れながらのチンタラ・チャリンコ道中での所要時間です。

もしかしたら、時計回りではなく、反時計周りで行ったほうが、島の北側で南西からの強風を少し避けながら進むことができ、復路は強い追い風になるので楽かもしれません。

基本的に、より海沿いの道を選ぶように意識して行けば、迷うことはないでしょう。


自転車を漕ぎ出すと早々に線路を横切りました。島の東部から小さな空港を通過して島の中央まで列車が走るんですね。居心地よさそうなKingstown Barracks YHA(キングストン・バラックス・ユースホステル)もありました。バラックスという名前と、外観から、昔は軍の施設だったのでしょうか。大砲みたいなものが広い敷地内に飾られていました。


あとはひたすら海・ビーチ・道・・・の連続です。車はほぼゼロ。たまに同じ自転車族とすれ違う程度で、この島の主な交通手段は自転車かと思われます。西へ行くほど人はほとんど見かけなくなっていきます。傾斜も多少あります。

クオッカは島のどこにいるのか?


クオッカはどこにいるのか?というと、基本的には、島全域の林がある所の木の下にいるのですが、島の東側がかなり人間によって開発されているので、どちらかというと、島の半分より西側に比較的たくさん生息している(追いやられてしまっている)ように感じました。

ということで、上の地図のジーニース見晴台やら灯台やら、美しすぎる風景を堪能していたら、上の地図のクオッカの丸印を付けたポイント(林)のところで、クオッカをたくさん見つけました。


「何かくれるの?」みたいな感じで上目遣いで寄ってきたり、人間への警戒心はほとんどありません。みんな林の中の大きな木の木陰にいて、涼んでいるようです。下に落ちている枯れた葉っぱや枝と同化するような色をしているので、そこが定位置なのでしょう。

何を食べているのか


クォッカが何を食べているか、というと、日本でいうところの松の木みたいな針葉樹から落ちた細長い葉っぱ(実?)を主食としているようでした。とても苦くてまずそうに見えるのですが、落ちて茶色くなったものよりかは、緑色の、より新鮮なほうを好んで食べているように見えました。

クオッカの動き方


クオッカはどんな風に動くのかというと、一応、「双前歯目カンガルー科クアッカワラビー属に分類される有袋類」なので、カンガルーみたいに後ろ足でピョンピョン飛び跳ねるはず・・・なのですが、平和ボケして脚力が退化していっているのか、「よっこらしょっ」と前足を一度地面に着いてから、後ろ足を蹴り上げる・・・という、どちらかというと四つ足走行でウサギに近いような動きをしていました。

罰金注意


私が自転車を止めて、クオッカの写真を撮っていると、欧米人の若者グループが私とクオッカを見つけて、自転車からどっと降りて来て、場所を占拠し始めたので、クオッカの独り占めは終了。私は退散することにしました。


(ちょっとした林の中の、木の根元付近、木陰にクオッカは潜んでいます。)

ちなみに「世界一幸せな動物」とかセルフィ―(クオッカと一緒に自撮り)が流行っているようですが、クォッカに触ったり、餌をあげたりするのは禁止されていて、罰金が数百ドル科せられます。

クオッカは人間に慣れ過ぎて警戒感がない一方、人間のほうもかなりぐいぐいアプローチするので、クォッカのこの先の運命がかなり心配になりました。

いずれにしても、野生のイルカと泳いだのに続いて、クオッカにもかなり癒された1日でした。

やはりオーストラリアは動物が一番おもしろいと思います。


(世界中を一緒に旅したユニクロのリュックサックとともに)

この後、自転車を借りたお店に返却して、16:15出航のフェリーでパースにもどりました。

まだ夕方なので、この後は、パースの街を散策しつつ、Kings Park(キングス・パーク)にて、パースの街並みの夕景~夜景を楽しむことにします。

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