アビーロードの日本人

2019/08/09

イギリス

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1969年8月8日にビートルズがアビイロード・スタジオの前にある横断歩道でジャケット写真を撮ってから、50年が経ったということで、イギリス・ロンドンのアビーロード(Abbey Road)の有名な横断歩道がある交差点の道路標識を。落書きだらけ。


落書きをよく見ると、日本人の名前(漢字)も散見します。中国や韓国の文字はほとんどみかけませんでした。アジアでは日本以外ではあまりビートルズファンはいないのか、もしくはここまで来るアジア系は少ないのかな、と感じました。


こちらはその横断歩道の脇にある、アビーロードスタジオ。外壁も低く、意外とあっさり、ひっそりと存在しています。

  • Abbey Road Studios(アビー・ロード・スタジオ)
  • 場所:3 Abbey Rd, St John's Wood, London NW8 9AY U.K.
  • URL:https://www.abbeyroad.com/

よく見ると、スタジオのゲートや外壁も落書きだらけです。


道路標識やスタジオの外壁の落書きを眺めていると、欧米圏の人達は、ビートルズに対してのメッセージを書き込むことが中心であるのに対して、日本人などは単に、自分の名前を漢字で書いただけの人が目立ちます(もしくは英語のメッセージが書けないか、日本人でメッセージを書けるような人は、そもそもマナーを守って落書きなどしないとか)。ブラジルの人の落書きもありましたが、これも「名前+ブラジルから来た!」的な落書きだけでした。

これは、ビートルズへの想いを伝えに来たというより、遠方から来た人は、どちらかというとミーハーで、「ファンとしての想い」よりも、「はるばるやってきた達成感とその証を残したい」という気持ちのほうが勝ってしまって、単に自分の名前を落書きして終わってしまっている傾向があるように感じました。

日本人の記帳文化というのも影響しているのかもしれません。

※注意:おそらくここの場所での落書きは禁止されています。

50周年記念の2019年8月8日のアビーロードは、記念撮影をしたいファンやビートルズのそっくりさんで、車が通れないほど、この交差点は人でごった返していましたが、ふだんはこんな感じで人はあまりいません。


車の交通量はそこそこあるものの、とても閑静な住宅街にあるアビーロードでした。


シャーロック・ホームズで有名なベイカー・ストリート(Baker St.)とシャーロック・ホームズ博物館なども近くにあるので、Regents Park(リージェンツ・パーク)などと併せて散策するとよいでしょう。

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