いつの間にか、首にイボがちょこんと1つ、できていました。ネットで調べると、スキン・タッグ(skin tag)と呼ばれるものらしいです。
大きさは1~2mmぐらいで(引っ張ると2.5mmぐらいになる)、写真を撮ろうとしましたが、小さくてうまく接写できませんでした。しかし、見た目はこちらのスキンタッグのgoogleの画像検索で出てくる画像の、まさにそのものズバリです。
※自分は最初、スキンダック(あひる?)と思っていましたが、スキンタッグ(またはスキンタグ)とのこと。
そのままにしていても傍目には目立つものでもなく、日常生活にも特に支障はないのですが(実際、数年間放置していました)、
- シャワーの際に、髪の毛がこのイボに引っかかっていることがある
- ちょうど襟の境目の位置にあり、たまに擦れることがある
ので、無いに越したことはないので、足の魚の目を治した勢いで、このスキンタッグも自分で除去してみることにしました。
このページに書かれていることは、あくまで私の体験談です。ご自身のイボに関しては、お医者さん(皮膚科)にご相談の上、自己責任でご対応ください。
イボ部分を壊死させればよい
皮膚科に行くことも考えましたが、ネットでいろいろ調べたところ、液体窒素やレーザー等でイボ部分の皮膚組織を壊死させて除去する、というものでしたので(その他、糸でくくって引っ張って切り取るみたいな方法もあるようですが、問題外・・・)、
「なんだ、魚の目やタコを取り除く原理と基本的には同じか」
という結論に至り、とりあえず自分で試してみることにしました。
私が最終的に除去に成功したのは、これニチバンの「スピールジェル」です。
魚の目やタコ・イボ除去用のサリチル酸系の薬剤はいろんな種類がありますが、この「スピールジェル」は、液体ではなくジェル状なので、ピンポイントで幹部に塗りやすく、また他の余計な部位にこぼれない(ターゲット以外の皮膚を傷めない)というメリットがあります。
尚、スピールジェルの説明書の注意事項には、
2.・・・やわらかい皮ふ面・・・には使用しないでください。
4.本品が有効ないぼは、角質化された表面がざらざらした硬いいぼです。他のいぼについては専門医にご相談ください。
4.本品が有効ないぼは、角質化された表面がざらざらした硬いいぼです。他のいぼについては専門医にご相談ください。
などと書かれています。この辺りが自分のケースでははたしてどうなのかな、というのがありますが、自分の場合、このスピールジェルは魚の目除去で実績と信頼があるので、今回もあくまで自己責任でトライすることにしました。
いかにイボだけに薬剤を当てるかがポイント
この「スピールジェル」を塗る前に、下地作りが大切です。作業工程は以下の通り。
- 風呂上がり
- 周辺の肌を傷めないようにテープでマスキング
- 薬をイボ全体に塗る
- その上からテープでイボ全体を覆う
こういうのはスプレー塗装と同じで、マスキングの下地作りが成否を決める90%を占めていて、薬を塗る行為自体が成否に占める割合は微々たるものでしかありません。
周辺の肌の保護(マスキング)に使ったテープはこちらニチバンの「あかぎれ保護バン」。
このテープを選んだ理由:
- 通気性があって、肌に優しい
- ちぎりやすい
- 粘着性が強すぎず弱すぎず
- 肌色なので、首元に貼っても目立ちにくい
まず、このテープを適当な長さに小さく4つほどちぎって、イボの根元を取り囲むように四辺を覆います。
(イボだけが根本から飛び出るようにマスキングします。)
そしてイボ全体に「スピールジェル」を覆うように塗って、最後は塗った箇所の保護のためにイボ全体を同テープで覆います。
あとは寝て待て、です。
経過1日目
その翌日(約24時間後)、お風呂に入る時に、テープを剥がして見てみると、イボはまだ付いていましたが、イボ全体が白くなっていました。
お風呂上がりに、また上記の1~4の工程を繰り返します。
経過2日目
その翌々日(約48時間後)、お風呂に入ろうとテープを剥がしたら、イボがテープにくっついたまま根こそぎ取れてしまいました。まさにイボコロリといった感じです。
まったく痛みもありませんでした。(というか、何の感触もありませんでした。テープにイボが知らないうちにくっついてた、という感じでした。)
「スピールジェル」を塗ってからこんなに早く(3日目に)取れるとは思ってもみませんでした。
イボが取れたあとは、少し赤くなっていましたが、周囲への炎症もなく綺麗に平になっており、血も出ていなければまったく痛みもありません。強いていえば、気を集中させると、少しかゆいような気もしないでもありませんが、特に問題なしです。
一応、念のため、イボがあったところに消毒液を塗って、絆創膏をして除去完了です。
現在
それから2か月が経過しますが、もう今は、どこにイボがあったのかもわからないような見た目になっています。
かゆみもありません。
強いていえば、そのイボがあったであろう場所に、薄いシミみたいなものがあるような無いような感じですが、それと同じようなものは、肌のあちこちにあるので、まったく気になりません。
私的には、とりあえず立体的なものが消えさえすれば、少し痕が残っても最低限OKだったのですが、こんなに早く、想像以上に綺麗に取れたので、拍子抜けしてしまいました。
簡単だったので、またいつか機会があれば、この方法を試してみたいと思っています。
以上はあくまで私個人が自己責任で行った体験です。人によっては薬が合う合わないとか、イボの性質や大きさなども違いますから、お医者さんに相談されることをお勧めいたします。
失敗は成功の元?
「薬が合う合わない」と前述しましたが、実は上の「スピールジェル」を試す3,4ヶ月前に、一度、このイボを取ろうと、「TSUBUPORON(つぶぽろん)」ナイトパッチ(株式会社リベルタ)
というのを試してみたのですが、私の場合、塗った翌日に、イボと根本周辺が赤くなって痒くなって、イボがむしろ大きくなったので、2回塗った時点で使用を中止した経緯があります。
どうも私の体には、「クリーム剤」は合わないようです。
また、「TSUBUPORON(つぶぽろん)」は「スピールジェル」と比べると、少し生易しい気がします(スピールジェルのほうが強烈)。
この辺りは人によって合う合わないの部分なので、いろいろ試して合わなければすぐ使用を止めるなり、お医者さんに相談するなりして、ご自分に合ったものに巡り合えるかがカギになるのかな、と思います。
以上、DIYでおこなった首元のイボ(スキンタッグ)除去の体験談でした。