また変な偽メールが届いていたので、記録として残しておこうと思います。
今度はセゾンカードを装った詐欺メールでした。他の詐欺メール同様、相変わらず「日本語が変」でつっこみどころ満載です。
セゾンカードを装った詐欺メールの内容
- 差出人:SAISON CARD Netアンサー
- タイトル:SAISON CARD Netアンサー ダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます
SAISON お客様
NO:17066
いつもNetアンサーカードをご利用いただきありがとうございます。
弊社では、お客様に安心してカードをご利用いただくことを目的に、
第三者による不正使用を防止するモニタリングを行っています。
このたび、弊社の不正検知システムにおいて、現在、お客様がお持ちの
Netアンサーカードのご利用内容について、第三者による不正使用の可能性を
検知しましたので、ご連絡を差しあげました。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、下の【お問い合わせ窓口】まで、
なお、ご契約いただいているカードについては、第三者による不正使用の
可能性がございますので、カードのご利用を一時的に停止させていただいている、
もしくは今後停止させていただく場合がございます。
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
至急、Netアンサーサービスに修正情報を再登録してください
Netアンサーパスワ会員検証ログイン
※このメールはNetアンサーから自動配信しております。
※このメールでは、第三者による不正使用の可能性を検知しましたので、ご連絡を差しあげました。
※本メールにご返信いただきましても、ご質問?ご依頼などにお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
今回の詐欺メールの特徴
今回は謎の割り当て?番号が振られてました。意味不明です。また、メールアドレスの経由元などは不明ですが、アドレス自体が namr@ といかにも怪しい、意味をなさない文字列となっていました。
日本語が変
詐欺メールの特徴として、「日本語が変(不自然)」という点が挙げられますが、この偽セゾンメールに関しても、日本語に関して突っ込見所満載でした。例えば、
- SAISON お客様 ←唐突に 会社名+お客様 で始まります。ふつうまともなメールならば、「●●サービスご利用のお客様」といったような書き方になるはずです。多くの詐欺メール共通点として、「●●● お客様」と「サービス名+お客様」と唐突に始まる傾向があります。
- 「お忙しいところ大変恐れ入りますが、下の【お問い合わせ窓口】まで、」←の後、別の文意の文章に変っていき、「【お問い合わせ窓口】まで、」どうすればいいのか、指示文が途中で途切れてしまっています。
- 「再登録してください」←の後に、句点がありません。詐欺メールの特徴として、句読点がなかったりするものが多いです。
- 「Netアンサーパスワ会員検証ログイン」←「パスワ」となぜパスワードという単語が略されています。コピペ使いまわしで詐欺メールと大量に作っている途中に、文字が消えてしまったものと思われます。
- 「ご質問?ご依頼などにお答えできませんので」←突然、文中に?(クエスチョン)が発生しています。他の詐欺メールの書式をコピペで使いまわしているので、コピペの過程で文字化けなどが発生し、そのままコピペし続けていることがわかります。
詐欺メールの確認方法
日本語チェック
まず、全体的に日本語をチェックして、少しでもおかしい箇所があったら、まずは詐欺メールを疑い、次の手順を取りましょう。メールアドレスで検索してみる
発信元のメールアドレスでネット検索してみます。上の例では namr@mail.saisoncard.co.jpで検索してみます。そうすると、- セゾンNetアンサーをかたるフィッシングメールにご注意ください
- 当社を装うEメールにご注意ください!|クレジットカードはセゾン
- 【重要】Netアンサーを装ったフィッシングメールにご注意ください ...
といった、詐欺メールの注意喚起をする公式ホームページからの警告がたくさん出てきます。namr@~のメールアドレスから詐欺メールであることがわかります。
文章で検索してみる
最後に、文章で検索してみます。例えば、"Netアンサーパスワ会員検証ログイン"で検索してみると、上記同様、詐欺メールの注意喚起をしているサイトがたくさん出てきて、どれも同じ文章が使いまわされていることがわかります。- 楽天 お客様
- セゾンカード お客様
- アマゾン お客様
と、唐突にお客様で始まる「●●●お客様」シリーズであることも、詐欺メールの特徴の1つです。
今回もやはり「日本語力」が最強のセキュリティの1つだな、と再認識しました。