それがこのバリカン。
自分で散髪することに決めた理由
- 床屋(美容院)に行くのが億劫
- 散髪中の会話が苦痛(くだらないことが多い)
- いまいち自分の希望通りに仕上がらない(決まった型に押し込められる)
- あまりたいした髪型ではない(ので自分で出来そう)
- 散髪料が年々値上がりしている
以上の理由から、以前から散髪は自分でやりたいと思ってはいましたが、新型コロナウィルスの蔓延をきっかけに、自分でやってみようと決心しました。
無料でセルフカットの方法を学ぶ
自分での散髪方法の仕方は、Youtubeで「自分で散髪」や「セルフ ヘアカット」といったキーワードで検索すれば、Youtuber美容師さんとかがセルフカットの仕方を教えてくれている動画がたくさん出てくるので、それらをざっと見て学びました。また、バリカン・メーカーが使い方を説明している動画もたくさんあります。
→例:カットモード商品紹介ショートスタイル篇 【パナソニック公式】
これらの動画から、自分の髪型と関係がありそうな部分を、ざっと見て、どうやらバリカンであれば、自分でもうまくできそうな感触が得られたので、バリカンを通販で買うことにしました。
カット機材を選ぶ
アマゾンを覗いてみると、「バリカン」や「ヘアカッター」で検索すると、安いもの(1000円台~)から高いもの(プロ仕様の数万円のもの)までいろいろありましたが、- 自分は短髪ではない(そこそこ長い髪にも対応できるものがよい)
- せっかくだから日本のメーカーのを買ってあげたい
- 水で洗えるのがよい(ウォッシャブル)
- コードレスがいい
- アマゾンのベストセラーになっていた
等々の理由から、フィリップスなど有名無名いろいろなメーカーのもの、価格もピンキリでありましたが、Panasonic(パナソニック)の「カットモード」(バリカン/ヘアーカッター)ER-GF81-S(シルバー) を買いました。自分が買った時は6864円(配送料込)でした。
アマゾンでベストセラーになっていたのと、レビューがたくさん付いていたのも購入した理由の1つです。
バリカン ER-GF81 の特徴
バリカン自体はモーターで刃を動かすという超単純な構造なので、どのメーカーも大差はありませんが、パナソニック ER-GF81の一番の特徴は「アタッチメントの豊富さ」でした。特に、
- 50,60,70mm対応 スライドアタッチメント
- 耳まわり&ナチュラル アタッチメント
- スキ刈りアタッチメント
の3つが秀でています。
50,60,70mm対応 スライドアタッチメント
バリカンといえば、子供に使うもの、ツーブロックや角刈り、刈り上げ、坊主など型通りのイメージが強いですが「50,60,70mm対応 スライドアタッチメント」で、70mmの長さまで対応でき、使い方によってはあらゆる髪型に対応可能です。このウォーズマンのベアークロ―、はたまたウルヴァリンの爪のようなこのアタッチメントは、髪をすくいながら、バリカンの刃を頭皮から70mmの距離にキープさせることで、ある程度の長さを保ったヘヤスタイルを作りだしてくれます。
耳まわり&ナチュラル アタッチメント
この「耳まわり&ナチュラル アタッチメント」を使うことで、円形で難しい耳まわりを、耳にそってカーブを描くように回せば綺麗に簡単に刈ることができます。先端が斜めになっているので、半円形にカットしてくれるのが特徴です。
また、この「耳まわり&ナチュラル アタッチメント」は切り替えスイッチがあり、「耳まわり」と「ナチュラル」に切り替えることができます。
バリカンというと、横一直線にカットするイメージですが、このアタッチメントで「ナチュラル」設定にすると、髪全体の「スキ刈り」をすることができ、髪の量が多い人などは、毛量調整できます。また、毛先が自然な仕上がりになります。
スキ刈りアタッチメント
細かい仕上げは「スキ刈りアタッチメント」で、空いたり、ボカしたりすることができます。先述の「耳まわり&ナチュラル アタッチメント」が全体的なスキ刈りであるのに対して、この「スキ刈りアタッチメント」のほうは前髪、もみあげ、エリ足の先端部分の段差や毛先のボカシなどに使えます。
横一直線にカットしがちなバリカンの刃を、あえてカバーで一部を隠すことによって、すべての刃が髪に当たらないようにする・・・カットしない部分をあえて作り出し、アットランダムな感じに仕上げる、という仕組みです。
つまり、これらのアタッチメントを使えば、ほとんどの髪型に対応できるわけで、まさに床屋(美容院)いらずの万能バリカンという感じです。
合わせ鏡は不要
セルフカットで当初、私が一番心配していたのは、目が届かない後頭部はどうすればいいのか?という点でした。バリカンの数字の意味
私はバリカンなど使ったことがなかったので、最初はよく理解していなかったのですが、バリカンの2mmとか3mmとか10mm、15mm・・・70mmという数字は、「仕上げたい髪の長さ」のことで、さらに厳密に言うと、頭皮からの刃の距離を意味しているという(当たり前の)ことを知りました。つまり頭皮から2mmのところをカッターで切る・・・頭皮から15mm刃を浮かせたところを切る・・・頭皮から70mm離れたところを切る・・・といった具合で、すべて「頭皮が基準」ということになります。
視覚より触覚が大切
つまり、バリカンでカットする際は、頭皮にそわせて動かすだけでよいので、視覚よりも感覚(体感/触覚)のほうが重要・・・いかに頭皮に押し当てて頭皮と並行に動かすか・・・がポイントとなります。そのため、わざわざ「合わせ鏡」で後頭部を見ながらバリカンを当てる必要はない、ということに自分でやってみて気づきました。鏡は自分の正面に1枚あれば十分で(最悪、鏡無しでもOK)、あとは片手でバリカンを持って、空いているもう片方の手で頭皮の位置や感触を確認しながら、バリカンを頭皮に押し当てるだけです。
バリカンで失敗しないコツ
10mm以下の短い設定にしない限り、万が一、失敗したとしても、バリカン失敗特有の「ハゲ」を作る心配もありません。「ハゲ」を作らなければ、例え失敗しても、他人にはそうそうわかりません。そのため、自分は常に10mm以上(メインは15mmと70mm)で仕上げるようにしているため、初体験でも「ハゲ」を作ったことはこれまで1回もありません。
使用後の掃除はエアスプレーが最適
散髪後(使用後)のバリカンのお手入れは、- バリカンの刃の周辺に残っている髪の毛を水で大まかに洗い流します。
- ティッシュなどで大まかに水気をふき取ります。
- しばらく乾燥させます。
- 大まかに乾燥したら、エアスプレー(ダストブロー/埃飛ばしスプレー)で、バリカンの奥のほうに残っている髪の毛を吹き飛ばします。
- 説明書にそって刃の部分に油をさしておく。
以上です。
一応、バリカンお掃除用に、専用の小さなブラシが付いてはいましたが、それだと奥のほうに残っている髪の毛がなかなか取り除くことができず、ストレスが溜まります。髪の毛を残しておくと、見た目も衛生上もよくありません。
それで何か良い方法はないかと模索していたところ、パソコンのキーボードのキーの隙間などの埃を吹き飛ばすエアスプレー(ダストブロー/埃飛ばしスプレー)があったので、使ってみたところ、一瞬でバリカン掃除を終わらせることができました。埃飛ばしスプレーは、細いノズルが付いているので、それでバリカンの奥の方の髪の毛も吹き飛ばすことができます。
最後に
セルフカットするようになって良かったこと
- 散髪代の節約になった。
- 散髪に行く時間の節約になった(60分が20分に)。
- こまめにカットできるようになったのでいつもフレッシュ気分(ボサボサ感からの解放)
- 自分の好きな髪型にできるようになった。
まとめ
- ほとんどのヘアカットは自分でできる(バリカンの機能も向上し、実は自分でできることが多い)
- 散髪は「頭脳(あたま)ではなく、「慣れ」の問題
自分で散髪するようになってからの感想ですが、「やればできる」。
散髪はあまり「頭の良さ(頭脳)」は関係なく、単なる「慣れ」の問題だと感じました。2,3回自分で切ってみて慣れてくると、どんどんうまくなると思います。
これだけA.I.や機械化が進んでくると、無人の自動散髪機とか登場してもよさそうですが(一部、試験的なものはあるらしいけれど)実用的・商業的なものはないのは、おそらくバリカン1つで用が足りてしまうからではないか、と感じました。
「散髪は自分でできるものだ」という事実が浸透すれば、将来的には美容師(理髪師)の数もそんなに必要ではなくなってくるのかもしれません。職業として生き残るには、どれだけ人間がそのサービスに機械が与えられない付加価値を付けることができるか?にかかってくると思います。
毎年何か1つは自分で新たにできるようになろう(DIYしよう)とは考えているのですが、2020年はセルフヘアカットができるようになった1年でした。
バリカンでのセルフヘヤカット、おすすめです。