通販で買った品物が入っていたダンボール。そのまま捨てるのももったいないので、なるべく有効活用するようにしています。
ダンボールは発送用梱包材としてだけでなく、同じサイズ、同じデザインのものを収納ケースとして整然と陳列させると、お部屋のインテリアとしても成立したりします。 例えば上図のように、同系の箱を立てて本棚に並べていくと、収納箱でありつつも、本の陳列のようにそれなりに見栄えがしてきます。
ただし、収納箱としての機能を持たせるためには、中の物が飛び出さないよう、ダンボールの上フタを、ある程度しっかり閉めておく必要があります。
そこで自分が実践しているダンボールの上フタを閉める(ロックする)方法をメモがてら残しておきます。
ダンボールの上フタをロックする方法
ダンボールを閉じるといえば、ガムテープが一般的ですが、ガムテープだと開け閉めが不自由です。ガムテープでの梱包は、宅急便として送る際や引っ越しなど移動を伴う時、または年単位など当面は開ける必要がない時に限られてきます。また、ダンボールの上面のフタを閉めるグッズは、「ダンボール・クリップ」など100円ショップでも売られています。
しかし、たかだがちょっとダンボール1つを閉じるのに、いちいち100円+税金を払って既製品を買っていると、コスト的に割に合いません。
そこで身の回り品を使って無料(タダ)または格安でダンボールにロックを作る方法をまとめました。
1.クリップと厚紙などを使う
まず無料な方法として、身の回り品でロックを作る、という方法が挙げられます。上図は、よく衣料品を買ったときに、Tシャツや靴下などが型崩れしないように固定具として使われているプラスチックのクリップです。商品の販売に使われている細々としたグッズは、機能性が濃縮された多用途実用品の宝庫なので、私は捨てずに保管してあることが多いです。
ヘアピンでも代用できます。
ブリスターパックとは、商品を梱包しているプラスチックケースのことです。強度・耐久性がある割には加工しやすので、いろいろなDIY工作に使えます。
1-① クリップで片方の中ブタと上フタを斜めに挟む
まずそのクリップをダンボールの片方の中ブタと上フタの片方を挟みます。斜めに挟むとよいでしょう。1-②もう片方のフタを閉じる
次に、そのまま、もう一方の上フタを閉じます。1-③板(厚紙など)を挟む
次に厚紙か何か板状のものを一番上からクリップに差し込みます。写真は厚紙の切れ端を挟み込んだ例です。
1-④そのままスライドさせればロック完了
最後にクリップを45度 回転させれば、ダンボールのフタのロック完了です。これでダンボールを縦においても、中の物は(よほど重くない限り)飛び出してこないですし、半開きのフタから埃などの侵入を防ぐことができます。 厚紙の代わりに透明なプラスチック板(ブリスターパックを切り取ったもの)で閉じると、さらに見た目も綺麗です。
2.割りピンと紐を使う
割りピンと紐を使う別の方法もあります。この方法のメリットは、上の1の方法では対応できない、フタが(半開きではない)全開きのダンボールにも対応できる、という点です(後述)。 割りピンはダイソーなど100均やホームセンターで100円~200円前後で売られています。
紐はだいたい何でも良いですが、あまり滑らない混紡ヒモのような「こより」っぽいのがベストかもしれません。
2-① ダンボールに切れ込みを入れる
まずダンボールの任意の場所に、カッターを突き刺すなどして、割りピンを埋入させるための5mm程度の切れ込み(穴)を入れます。割りピンは2つ使うので、対になるように合計2つ、切れ込みを入れます。
2-② 割りピンを埋入する
カッターでつけた切れ込みに、割りピンを埋入し、ダンボールの裏側で割って固定します。(合計2ヵ所)2-③ 紐でくくって完了
留めた割りピン同士を紐でくくってロック完了です。上は「全開き」のフタの例ですが、以下のように「半開き(両開き)」のダンボールのフタにも有効なロック方法です。 紐は「こより」のようなものがベストです。その紐を二重・三重程度ぐるぐる巻きにすれば十分です。
この原理は、破らずに開閉できる「玉ひも付き封筒」と同じです。
これでダンボールを棚に立てて置いても中身がこぼれなくなり、収納の幅が広がります。
以上、無料または格安な値段と簡単な工作で段ボールを収納箱として活用する方法です。どなたかのご参考になれば幸いです。