コンテンツBloggerガイドライン違反の再審査にかかる時間

2022/12/25

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ブロガー再審査リクエスト方法

先日、このブログではありませんが、他にも運用しているblogger(Googleが提供する無料ブログサービス)で、

  1. 新しい記事(コンテンツ)を公開したら、
  2. 「Bloggerポリシー違反」の警告通知を受け取り、
  3. そのブログ記事1つが公開保留となり、
  4. 記事を修正して、
  5. 「再審査リクエスト」をしたら、
  6. 再審査を通過し、無事、公開することができた

・・・という経験をしましたので、その時の体験談を残しておきます。

1.Bloggerガイドライン違反の通知が来た

いつも通り新しい記事を書いて、アップ(公開)したら、その直後・・・というか、ほぼアップした瞬間、以下のような通知メールで受信しました。

投稿「●●●(記事タイトル)」の公開を停止しました

Blogger をご利用いただきありがとうございます。 ご存知のこととは存じますが、Blogger のコミュニティ ガイドライン(https://blogger.com/go/contentpolicy)では、Blogger で許可されるコンテンツと禁止されているコンテンツについて概説されています。

Blogger では、お客様の「●●●(記事タイトル)」というタイトルの投稿について審査の必要があるとの報告を受けました。審査の結果、当該の投稿は Blogger のガイドラインに違反していると判断し、読者が閲覧できないようにこのURL(http://〇〇〇.blogspot.com/△△△.html)の公開を停止いたしました。

お客様のブログ投稿の公開が停止された理由
この投稿のコンテンツが、マルウェアとウイルスに関する Blogger のポリシーに違反していることが判明いたしました。本メールに記載されているリンクからコミュニティ ガイドラインのページにアクセスし、詳細をご確認ください。

当該の投稿を再度公開する場合は、まず Blogger のコミュニティ ガイドラインに準拠するようにコンテンツを更新してください。コンテンツの更新が完了しましたら、 https://www.blogger.com/go/appeal-post?blogId=××× から再公開をリクエストしてください。リクエストを受領次第、当該の投稿の再審査を開始いたします。

詳しくは、以下のリソースをご覧ください。
利用規約: https://www.blogger.com/go/terms
Blogger コミュニティ ガイドライン: https://blogger.com/go/contentpolicy
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Blogger チーム

おそらく機械的に判断・送信されたもの

「投稿について審査の必要があるとの報告を受けました。審査の結果、当該の投稿は Blogger のガイドラインに違反していると判断し、読者が閲覧できないように~公開を停止いたしました。」とはあるものの、記事を投稿した瞬間に通知が来たので、おそらくマンパワーではなく、Google A.I.が自動的に(機械的に)判断し、送信してきたものと思われます。

このことから「blogger公開後」ではなく、「blogger投稿時」に厳しいフィルターが働いていることがわかります。

なんというか、自分のブログが常に監視されているようで、一瞬の隙も見せられないような恐ろしさを感じました。

しかし、逆に言うと、これだけ厳しいフィルターが稼働しているのなら、悪いコンテンツはbloggerでは作れないので、blogspot.comのドメイン評価は、一定程度、良質なものに保たれているはず。つまり、SEO的な観点からも、bloggerでブログを運営する価値はある、とも言えるのかもしれません。

ブログの編集画面も変化し、警告が表示される

この通知メールが来た後、bloggerの編集画面も、以下のような変化が生じていました。
bloggerガイドライン違反編集画面
この投稿はBloggerのコミュニティガイドラインに準拠していないため、公開が停止されました。再度公開するには、ガイドラインを遵守するようにコンテンツを更新してください。

との通知が表示され、警告を受けたページのみ、何やら「目をつけられた」ような赤いマークが表示されています。

但し、公開保留の影響を受けたのは該当の1ページのみで、そのブログの全体(他の記事や機能)には影響はなく、通常通り、すでに公開されたものは公開された状態、新たな記事もアップできる状態ではありました。

2.コンテンツ(記事)を修正した

これまでbloggerには、延べ数千ページは投稿してきており、こうした「ガイドライン違反」の通知を受けたのは今回が初めてです。

今回もこれまでと同じような調子で記事を執筆したにもかかわらず、「記事の、いったいどこが悪かったのだろう?」というのが、最初はわかりませんでした。

原因のヒントはメールに書いてくれている

具体的な指摘はないものの、原因と思われる点についてのヒントは、最初の通知メールの以下の部分に書かれていました。

お客様のブログ投稿の公開が停止された理由
この投稿のコンテンツが、マルウェアとウイルスに関する Blogger のポリシーに違反していることが判明いたしました。

とのことで、何やら「マルウェアとウイルス」に関係しているようです。その「マルウェアとウイルス」に関するコミュニティ ガイドラインのページを拝見したところ、以下のように書かれていました。

マルウェアおよび同様の悪質なコンテンツ
ネットワーク、サーバー、エンドユーザーのデバイス、その他のインフラストラクチャの運用に害を及ぼしたり、干渉したりするようなマルウェアやコンテンツを送信しないでください。これには、マルウェア、ウイルス、破壊的なコード、その他の有害または望ましくないソフトウェアや同様のコンテンツのダイレクト ホスティング、埋め込み、または送信が含まれます。また、ウイルスを感染させるコンテンツ、ポップアップ広告をトリガーするコンテンツ、読者の同意なしにソフトウェアをインストールしようとするコンテンツ、または悪質なコードを使って読者に影響を与えるようなコンテンツもこれに含まれます。詳しくは、セーフ ブラウジングに関するポリシーをご覧ください。
https://www.blogger.com/content-policy?hl=ja

私は至って平凡な記事を書いたので、まったく指摘されているような「マルウェアやコンテンツ」がらみのことはまったく意図していなかったのですが、誤認されたと思われるであろう箇所を修正しました。(どこを修正したかは長くなるので、当ページ末尾参照。)

3.再審査リクエストを出した

記事内のガイドライン違反と誤解されたであろう箇所(当ページ末尾参照)を修正したので、再審査をリクエストすることにしました。

再審査リクエストの方法は、

  1. コンテンツ(記事本文)を修正したあと、
  2. 通常、記事を「公開」する時は、記事の右上がオレンジ色の「公開」となっていますが、
  3. 違反のペナルティ(公開中止)措置をくらうと、そこがオレンジ色の「審査をリクエスト」というボタンに変わるので、
  4. そこをクリックすれば再審査リクエストを送信となります。
  5. そうすると、bloggerの編集画面に、「この投稿は審査中です。」と下部に表示されるようになります。
    blogger再審査リクエストの方法

4.再審査が通り「公開停止」解除のメールがきた

最初の「公開停止」のメールが、記事アップと同時に秒速で来たので、再審査の結果も秒速で来るかな?と期待していたのですが、5分、10分経っても来ないので、しばらく放置することにしました。

そして約6時間後、以下のようなメールが届き、問題の記事は無事、公開状態となっていました。

投稿「●●●(記事タイトル)」を復元しました

Blogger をご利用いただきありがとうございます。
「●●●(記事タイトル)」というタイトルの投稿をコミュニティ ガイドライン(https://blogger.com/go/contentpolicy)に照らして再評価いたしました。再審査の結果、当該の投稿を復元いたしましたので、http://〇〇〇.blogspot.com/△△△.html からアクセスしてください。
今後とも Blogger をよろしくお願い申し上げます。
Blogger チーム

6時間かかったのは、
  • googleの人が記事内容をチェックしたのか?
  • はたまた機械(A.I.)が自動的に審査するのだが、あまりに再審査の量が多い、または順番にスクロールするスパンが決まっていたためか?
ということが考えられますが、結局、再審査過程の真相は闇の中です。

ガイドライン違反の原因は?

修正した箇所1「URLの文字列」

私がbloggerのガイドライン違反の箇所と推定して、修正した箇所は、

昔存在していた、ある会社を記事で紹介して、その会社が存在していた証として、その会社のURLの文字列を書いた箇所

でした。但し、URLの文字列を書いただけで、リンク(ハイパーリンク)は張っていません

その会社のURLは、どうやら会社が消滅したあと、URLが悪しき人物に買われたか、会社のURLが乗っ取られてしまったのか、は分かりませんが、現在では以下のような、

Chromeでは警告表示されてアクセスできないようになっている(つまり、Googleに目をつけられている)URLと変わってしまっていたのです。

どうやら、Googleのブラックリストに載っているURLの文字列を「書いただけ」(リンクは張っていない)でも、bloggerではアウトのようです。

修正した箇所2「魚拓サイトのURLの文字列」

そのURLの文字列とともに、過去のその会社のサイトも見れるように、archive.today(アーカイブトゥデイ、旧 archive.is)に残っている魚拓のURLの文字列(リンクは張っていないも参考までに併記していたのですが、その文字列も念のため、消しました。

というのも、魚拓サイトというのは、Googleの評価がとても低いからです。魚拓サイトに保存されているページは、検索順位圏外に飛んでいる(検索結果に表示されない)ことが多いことからも分かります。

法的にも、厳密にいえば魚拓サイトは違法です。魚拓サイトに例え「引用」と書いてあっても、無断で「著作物である他人のページ」のフルコピーが大部分を占め、「引用」要件を満たしていない(自分の考え等オリジナルなコンテンツも量・質の両面で付加されていない)ことに加え、不特定多数の誰しもがその無断コピーを閲覧できる状態になっているためです。

そのため、(著作権は親告罪なので)著作権者が訴えれば、魚拓サイトは該当ページを削除しなければいけません。

つまり、魚拓サイトのURLが記事に書かれていただけでも、Google先生に目をつけられ、その記事の検索順位を水面下で下げられる可能性があります。

よって、少しでも「怪しきものは消去」ということで、魚拓サイトのURLの文字列も消去して、bloggerの再審査リクエストを出しました。

以上2点の修正で、結果、再審査リクエストは一発で通り、無事、解決しました。

Bloggerのメリットか?デメリットか?

最後に、このGoogle先生のお目玉は、bloggerのメリットなのか?デメリットなのか?感想が揺れるところですが・・・

Bloggerのデメリットか?

自分で例えばWORDPRESSでブログを作って、自分で有料サーバーで運営していれば、このような記事アップと同時に公開中止、となることはありません。

よって厳しすぎるのはBloggerのデメリットと一見、考えられますが・・・

Bloggerのメリットか?

しかし、Bloggerの判断というのは、Google先生の判断=検索エンジンの評価ということでもあります。

つまり、Blogger以外のブログやサイトで書いた記事であっても、「Bloggerの規約違反に相当するようなコンテンツ」を書いているブログやサイトであれば、それはGoogle先生が見つけ次第に目をつけられ、検索順位を下げられるか、検索圏外に飛ばされてしまう可能性が大いにある、ということでもあります。

ということは、記事をあげた時点で、即座に違反点がだいたい分かって、修正して記事をすぐに公開状態に持っていけるということは、むしろBloggerのメリットと言えます。

また、Google先生がどのようにサイトを見ているのか、審査基準や反応速度なども分かるので、Bloggerでの運営を経験していることは、SEOを学ぶ上でもメリットがあると言えるでしょう。

以上、コンテンツ(記事内容)のBloggerポリシー違反で、記事を修正し、再審査にかかった時間の体験談でした。

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