洗濯バサミを最期まで使い切る再利用方法

2023/01/15

DIY

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洗濯ばさみのリサイクル再利用方法

洗濯バサミ「あるある」話ですが、洗濯ものを干している時など突然、バキッと洗濯バサミが割れて破損して、静電気が走ったがごとく「痛っ!」とビックリすることがあります。

特に最近の100均の洗濯ばさみは材質がとても貧祖なので、寿命が短く、短期間で破損してしまいます。同じプラスチックの洗濯ばさみであっても、ひと昔前のものとは大違いです(後述)。

もちろん壊れたら買い換えればいいだけの話ですが、これだけレジ袋がどーたらこーたら非難されているご時世です。
洗濯ばさみのプラスチック廃棄物はガンガン排出してもよい、というのは理屈としておかしな話なので、縁あって自分の所有物となったからには、できるだけ長く使い切ってあげたいものです。

そこで、洗濯ばさみをプチ修理して、できるだけ延命させてあげる(再利用する)方法をメモとして残しておきます。

持ち手が割れた破損の場合

洗濯バサミの修理・再利用方法
洗濯バサミの持ち手(つまみ部分)がバキッと割れてしまった場合は、

  1. とりあえず捨てずにその割れた洗濯バサミを保管しておきます。
  2. 次に同じ種類の洗濯バサミがバキッと折れてしまったら、修理(再利用)開始です。
  3. 以前破損した洗濯バサミを取り出して、今回破損したもの共々分解します。分解する時は、まず真ん中の両端が組み合わさっているレール部分(中央の回転軸の部分)をずらすと外しやすいです。
  4. 割れていない持ち手同士2つを組み合わせて1つの洗濯バサミを完成させる。

そうすると「1つの洗濯バサミ」として、新たに生を受け、引き続き使い続けることができます。

但し、この方法には欠点(限界)があります。一度バキッと片方が割れてしまった洗濯バサミは、まだ原形をとどめている傍らも、すでに劣化が同程度進んでいるので、その片方の持ち手も、そう遠くない将来、バキッと割れてしまう可能性が高い・・・という点です。

それでもベストを尽くし、責任をもって、できる限り長く使い続けてあげる、という消費者としての最低限の義務?は果たした(という自己満足は得られる)と言えるでしょう。

両方の持ち手が破損してしまったら、後は残った金属のバネを再利用するだけです。(後述)

バネが貫通した破損の場合

洗濯バサミのバネが貫通した破損
洗濯バサミを使っていると、バネが貫通して(突き抜けて)、使えなくなることがあります(バネを受ける部分の破損)。

そんな時は、上写真のように、破損した定位置よりもバネの位置を少し前にずらしてあげると、再び使えるようになります。

但し、前にずらした分、少しだけグリップ力が弱くなります。例えば、破損前は紙きれ1枚でも挟めていたグリップ力が、このやり方の応急処置だと紙1枚を挟むのは難しい・・・しかし布(洗濯物)を挟むのには全然問題ない、というレベルになります。

頑丈なバネはいろいろ使える

最終的に、洗濯バサミの持ち手が粉々になってしまった場合も、金属のバネだけは残ります。

この洗濯バサミのバネが細いわりには けっこう頑丈で、いろいろ使えます。
洗濯バサミの丸いバネの再利用方法
例えば、上写真のように、腕時計をおしゃれ?に掛け時計代わりにぶら下げてディスプレイするのにちょうどよかったりします。

電源コードなどを束ねるのにも使えますし、レジ袋などの持ち手を束ねて(バネでつないで)持ちやすくするのに使えたりもします。

S字フックやハンガーにこのバネを1つ噛ませることで、ぶら下げる角度を90度変えることにも使えます。頑丈なのでそこそこ重いものでもぶら下げることができ、多用途です。

その他、試したことはありませんが、このバネの力を利用して、ネズミ捕りやオモチャの銃といった、バネを使った小道具もDIYできるかもしれません。

30年モノ・・・昔の洗濯バサミは丈夫だった

頑丈な昔のプラスチック製品(洗濯バサミ)
こちら(上写真)は30年以上も前に買った洗濯バサミですが、今も現役で使い続けています。多少、表面の劣化(色落ち)はありますが、洗濯バサミとしての機能には現在もまったく問題ありません。

メーカー名は分からないのですが、日本製で、確かセキスイかその辺りのブランドだったと記憶しています。無印やニトリなどではなく、百貨店で購入しました。

当時は100均やら中国製やらがまだ身の回りにそんなになかった時代です。

この洗濯バサミを30年以上使い続けている間、100均などの安物洗濯バサミは、何世代入れ替わったことか・・・ステンレス製ではないのにこの耐久力。当時の日本製のプラスチック製品のすごさが伝わってきます。

洗濯バサミを1年以内の短期間、一時的にしか使わない、という場合なら、100均のものも「アリ」かとは思いますが、1年以上使い続ける予定なら、やはりおすすめは日本製の、それなりのブランド名の、少し高いほうを買ったほうが、結果的にはコスパが良かったりします。

例えば日本製の、著名なブランドの洗濯ばさみを10個300円程度で買ったとします。それを10年使い続けられている間に、百均の洗濯ばさみは5,6回転以上はする(1,2年で寿命を向かえ、5,6世代入れ替わる)ので、結果的には、最初から少々高くても ちゃんとしたものを買っておいたほうがよい、ということになります。

身の回りの、あらゆるものが物価高騰の現在、いかに1つのモノを長く使い続けられるか?は家計の助けにもなります。たかが洗濯バサミ、されど洗濯バサミ・・・で、どなたかのご参考になれば幸いです。

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