自作ソーラーパネル・スタンドで自家発電生活

2019/10/20

DIY

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災害関連で停電のニュースのたびに感じることは、ちょっと現代人は1つの電力会社に依存しすぎだということ。「便利は不便利の始まり」なので、あまり「便利」に慣れてしまうと、ちょっとした拍子に、「不便利」に突き落とされてしまい、その落差と痛手も大きくなります。

それを緩和させるためには、日頃から少し「不便利」に慣れて免疫を付けておくことが大切です。

例えば、毎日の生活の中で、スマホの電気だけは自家発電でまかなえるようにしておく、というだけでもかなり違います(それ以外にも、常日頃からカセットコンロを使うようにしておく、なども効果があります)。

ということで、私はいつも節約も兼ねて、日常生活の中に「不便利」を取り入れ、日常のちょっとした電力は、自家発電でまかなうようにしています。



上の写真はソーラーパネル(Goal Zero)2つを、100円ショップのワイヤーネットに取り付けて、ソーラーパネル・スタンドにしてみたものです。
作り方は簡単で、任意の長さにワイヤーネットを切断するだけ。

切断は同じく100均で売っている糸ノコやペンチやニッパー、ワイヤーカッターなどで簡単に切れます。
そして2つのワイヤーネットの1つを切断して、トライアングル(3辺)を構成することで土台にします。↓

ワイヤーネット同士はカラビナや二重リング(Wリング)、結束バンドなどで連結するだけ。付け外ししやすいのでカラビナがオススメです。


カラビナもだいたいどこの100均でもアクセサリーコーナーなどで売っていますね。

あとはソーラーパネル(Goal Zero)の端の紐とワイヤーネットを、例えばワイヤーネット専用の連結用留め具や文具のWクリップなどで、適当に固定するだけ。

ワイヤーネットはマス目があるので、カラビナで連結する位置を変えれば、太陽の動きに対して、常にベストな角度で採光調整することができます。

冬は太陽の角度が低いので、スタンドをほぼ直立に近いような感じで立てていますが、夏はほぼ真上に向けています。

収納するときは、背面のカラビナを2ヶ所だけ取り外せば、すべてを解体しなくてもそのまま立てて収納できるので、次の日またすぐに使えます。

このワイヤーネット・スタンドはもちろんソーラーパネルだけでなく、ディスプレイスタンドや、看板を立てるなどのスタンドとしても使えると思います。

ワイヤーネットの切断面の、スチール骨の露出が気になる人は、アサヒペン「油性高耐久鉄部用スプレー」(白)や、シューグー(シューズ強力補修剤)の白などを塗ってコーティングしておくと、ワイヤーネットの切断面露出部のサビ防止になってよいかもしれません。
ワイヤーネットが経年劣化でコーティングが剥げてきた時も、その補修に上述の油性高耐久鉄部用スプレーやシューグーは役に立ちます。

私はこのスタンドを計3台作り、計6つのソーラーパネル(Goal Zero)をベランダの縁に並べて稼働させ、太陽エネルギーをエネループ(単三や単四電池)や蓄電池Cheeroなどに取り込んで、節電に努めています。

このGoal Zeroは、かれこれ6年以上は使い続けています。


部屋の照明や扇風機など、なるべくエネループ(単三や単四電池)やモバイルバッテリーで代用できるような家電(USBで動くもの系)に切り替えていくことで、とりあえず消費電力が多い夏などは、1ヶ月の電気料を前年同月比で800円~1000円程節約することに成功しました。

節電もさることながら、その日収穫した太陽エネルギーを、その日に使うというのは、家庭菜園みたいでとても楽しいものがあります。

こういうプチ自給自足な生活に少しでも慣れておkと、災害時の助けになるのでオススメです。

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