災害関連で停電のニュースのたびに感じることは、ちょっと現代人は1つの電力会社に依存しすぎだということ。「便利は不便利の始まり」なので、あまり「便利」に慣れてしまうと、ちょっとした拍子に、「不便利」に突き落とされてしまい、その落差と痛手も大きくなります。
それを緩和させるためには、日頃から少し「不便利」に慣れて免疫を付けておくことが大切です。
例えば、毎日の生活の中で、スマホの電気だけは自家発電でまかなえるようにしておく、というだけでもかなり違います(それ以外にも、常日頃からカセットコンロを使うようにしておく、なども効果があります)。
ということで、私はいつも節約も兼ねて、日常生活の中に「不便利」を取り入れ、日常のちょっとした電力は、自家発電でまかなうようにしています。
上の写真はソーラーパネル(Goal Zero)2つを、100円ショップのワイヤーネットに取り付けて、ソーラーパネル・スタンドにしてみたものです。
作り方は簡単で、任意の長さにワイヤーネットを切断するだけ。
切断は同じく100均で売っている糸ノコやペンチやニッパー、ワイヤーカッターなどで簡単に切れます。
そして2つのワイヤーネットの1つを切断して、トライアングル(3辺)を構成することで土台にします。↓
ワイヤーネット同士はカラビナや二重リング(Wリング)、結束バンドなどで連結するだけ。付け外ししやすいのでカラビナがオススメです。
カラビナもだいたいどこの100均でもアクセサリーコーナーなどで売っていますね。
あとはソーラーパネル(Goal Zero)の端の紐とワイヤーネットを、例えばワイヤーネット専用の連結用留め具や文具のWクリップなどで、適当に固定するだけ。
ワイヤーネットはマス目があるので、カラビナで連結する位置を変えれば、太陽の動きに対して、常にベストな角度で採光調整することができます。
冬は太陽の角度が低いので、スタンドをほぼ直立に近いような感じで立てていますが、夏はほぼ真上に向けています。
収納するときは、背面のカラビナを2ヶ所だけ取り外せば、すべてを解体しなくてもそのまま立てて収納できるので、次の日またすぐに使えます。
このワイヤーネット・スタンドはもちろんソーラーパネルだけでなく、ディスプレイスタンドや、看板を立てるなどのスタンドとしても使えると思います。
ワイヤーネットの切断面の、スチール骨の露出が気になる人は、アサヒペン「油性高耐久鉄部用スプレー」(白)や、シューグー(シューズ強力補修剤)の白などを塗ってコーティングしておくと、ワイヤーネットの切断面露出部のサビ防止になってよいかもしれません。
ワイヤーネットが経年劣化でコーティングが剥げてきた時も、その補修に上述の油性高耐久鉄部用スプレーやシューグーは役に立ちます。
私はこのスタンドを計3台作り、計6つのソーラーパネル(Goal Zero)をベランダの縁に並べて稼働させ、太陽エネルギーをエネループ(単三や単四電池)や蓄電池Cheeroなどに取り込んで、節電に努めています。
このGoal Zeroは、かれこれ6年以上は使い続けています。
部屋の照明や扇風機など、なるべくエネループ(単三や単四電池)やモバイルバッテリーで代用できるような家電(USBで動くもの系)に切り替えていくことで、とりあえず消費電力が多い夏などは、1ヶ月の電気料を前年同月比で800円~1000円程節約することに成功しました。
節電もさることながら、その日収穫した太陽エネルギーを、その日に使うというのは、家庭菜園みたいでとても楽しいものがあります。
こういうプチ自給自足な生活に少しでも慣れておkと、災害時の助けになるのでオススメです。