懐かしの北米中華の味パンダエクスプレス

2019/11/15

アメリカ 日本

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以前、パンダエクスプレスが日本に復活したということで、「北米のあの味」が懐かしくなって、わざわざ川崎まで、日本に再上陸して間もない頃、食べに行ってきました。


特徴

カリフォルニア発「アメリカン・チャイニーズ」(アメリカの中華料理)をうたっている「パンダ・エクスプレス」は、

  • (いい意味で)パサパサしたライスやヌードル
  • (いい意味で)甘ったるくてトローンとした肉系の味付け
  • (いい意味で)ゴロゴロして大味な野菜
  • 四角い紙の縦長の容器や「コンボ」形式で盛り合わせて食べる

といった特徴があり、北米でこの味に慣れ親しんだ自分にとっては、かなり懐かしい味と風貌で、少々、涙腺が緩むものでした。

あと、どこか学校給食の味を彷彿させるようなところもあり、いい感じです。

欧米圏の人々に日本のお米を食べさせると、"Sticky."(モチモチしてる、粘っこい、歯にまとわりつく)という感想を漏らす人が多いのも、日頃は、こうした北米中華のようなパサパサ米に慣れているからなのでしょう。私も日本国内の中華は、全体的に「しっとり」したものが多いように感じます。


初めてこのパンダエクスプレスを食べたのは、確かアメリカ・シカゴのダウンタウンにあるフードコート、2003年だったと記憶しています。

それ以前からも、アメリカのTVドラマや映画で、時々登場する、あの四角い紙の縦長の容器に入ったチャイニーズを、登場人物らが下手な箸使いで「つついて」食べてるのを見て、ずっと食べてみたいと思っていたものでした。


日本国内においては、このパンダ・エクスプレス、以前は神奈川県相模原市の「橋本サティ店」にあったのですが、2008年1月20日に閉店。

それから8年10ヶ月のブランクを経て、川崎に再上陸したわけです。そのブランク期間は、日本で似たような味を提供しているファストフード的中華はないか、ずっと探していたのですが、見つかりませんでした。

そんな「おあずけ状態」だったことも相まって、久々の「大味な中華」の味は格別でした。
ただ、気のせいか、アメリカで提供されていたものよりも、日本人に合うように、微妙に繊細な味付け(調理法)が加えられているような感じも少ししました。

定番のオレンジチキン、チャオメン(炒麺)、フライドライス、シャンハイステーキなど。

続々と店舗誕生

日本では安くておいしい中華のお店が、チェーン店含め乱立しているので、競争は厳しいかと思いますが、今では以下の店舗が続々と日本全国各地にオープンしていっているようです。

  • 国内2号店 PANDA EXPRESS 三井アウトレットパーク木更津店 2018年5月26日オープン
  • 国内3号店 PANDA EXPRESS ダイバーシティ東京プラザ店 2019年3月12日オープン
  • 国内4号店 PANDA EXPRESS 沖縄パルコシティ店 2019年6月27日オープン
  • 国内5号店 PANDA EXPRESS SAKURA MACHI 熊本店 2019年9月14日オープン
  • 国内6号店 PANDA EXPRESS 南町田グランベリーパーク店 2019年11月13日オープン


思うに、あの日本国内の他の中華チェーン店にはない、四角い紙の容器をもっと前面出しにすれば、もっと売れるのではないか、と思うのですがどうでしょうか。私と同じように、ドラマや映画で、あの四角い紙の容器に入った、テイクアウト中華に憧れている日本人は多いようなので。

PANDA EXPRESSは、1983年に出店、店舗数1900店を超えるカリフォルニア発祥のチャイニーズレストラン。発売以来、29年間愛される「オレンジチキン」を始め、幅広い種類のオリジナルレシピを展開。フライドライス、炒麺などの主食と9種類のおかずから「デリスタイル」で好きなものを選べるのが特徴です。

との説明書きが、店の外側のショーウィンドウに掲げられてました。

またあの北米中華が懐かしくなったら、食べに行こうと思います。

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