コロナ収まらずスポーツジムまた休業に

2020/06/25

日本

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緊急事態宣言解除による経済再開ムードとは裏腹に、通っているスポーツジムの利用者の中に新型コロナウィルス感染者がいたそうで、急遽、明日(6月25日)から臨時休業となりました。

何やらその感染者は、

  • 6月18日(木)12:30-14:10
  • 6月19日(金)14:30-16:20

の時間帯に、トレーニングジムと男性ロッカールームを利用したらしいです。

よって、男性で、平日の昼間にジムを利用していることから、もしかしたら夜のお仕事に従事されている方か、リタイアしたご年配の方なのかもしれません。

繁華街にあるジムなので、前者の可能性が高い気がします。

タイミング的に、明らかに6月に入ってからの感染者であり、確実にちまたには新型コロナウィルスは蔓延し猛威を振るっています。

このスポーツジムは緊急事態宣言を受けて、5月31日まで2ヵ月弱、休館。6月1日からようやく営業再開した矢先にこの有様。

ウィルスの状況はまったく変わっておらず、第一波が継続中にもかかわらず、人間側が勝手に緊急事態宣言解除とか、経済再開とかやっているだけのような気がします。

満員電車、ピーク時出勤、「コロナ対策してます!」と言いつつ、3密になっている飲食店(特に小規模な飲み屋系)・・・街中のこの気の緩み具合だと、あっという間に第1波の初期を超えるような感染者数が激増するでしょう。

東京に生きる者としては、もう東京オリンピックどころではない、という感じです。

世の中には無理やりな収束ムードが漂っていますが、新型コロナウィルス、これまでが序章、これからが本番という気がしてなりません。

再開後のスポーツジムの変化

6月1日から営業再開したスポーツジムの、ここまで3週間ほどの様子はこんな感じでした。

人が少ない

6月1日からの最初の1~2週間はあまり人がいませんでした。毎日来ているような条件客のうち、特にご年配の方は見かけなくなりました。退会もしくは休会されている人が多いものと思われます。おそらく若者からコロナを移されるのを警戒しているのでしょう。

そのため、利用者は若者中心、すれもグループ・レッスン系ではなく、個人で黙々と筋トレに励む系が利用者の中心でした。今回、感染者が見つかったのも、そのセルフ筋トレ組のうちの1人でした。

ランニングマシーン利用者徐々に増加

6月の営業再開後しばらくは空きが目立ったランニングマシーンですが、6月第3週頃から混み始め、利用客から「利用できる台数が少なくて、いつもランニングマシーンが満席で利用できない」とクレーム(要望)が入ったのか、それまでソーシャル・ディスタンスを保つために、1台空けての利用(1台おきの利用)に限っていたシステムを廃止し、隣接するマシーン間に透明の簡易な衝立をはさんで、隣接していても利用できるように変更になりました(利用可のマシーン増加)。

ただ、これはあまりに簡易な衝立(仕切りのついたて)で、かつてランニングマシーンのヘビーユーザーだった私個人としては、まったく現状では利用する気になりません。ランニングマシーンは、

  • 数十分以上、隣接者と濃厚接触することになる
  • 呼吸も激しくなる

と3密条件がそろっているからです。簡易衝立程度では長時間 蔓延する隣の人の吐いた息(エアロゾル)を防ぐことはできません。

これはスタジオで行うダンスやヨガ系のグループレッスンにも言えることです。当面はセルフで黙々とやる筋トレやストレッチだけにとどめておいたほうがよいでしょう。

3日で再々開

【追記】
6月25日から再度休業になったこのスポーツジムですが、今回はクラスターが発生していないこと、その該当感染者以外に新たな感染者が確認できていないことから、休業は3日間で済み、6月28日から営業再開することになりました。

その間、業者による館内の消毒などがおこなわれた模様です。

今回は筋トレの個人利用者だったので、この程度で済みましたが、これがスタジオ・レッスンなどが再開してのクラスター発生となると、2週間は営業休止になるところでした。

コロナ禍がいっこうに収まらない現在、スポーツジムは、いつ休業になってもおかしくない「商売あがったり」の受難な日々が続き、利用者として経営状態にも不安が残りますが、それでも当面はあまり他人と話すこともない、かつジョギングのように激しく呼吸し続けることもない、筋トレなどの利用のみに限定しておいたほうがよい、と自分は考えます。

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