詐欺メールを日本語力で見分ける方法

2020/07/25

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また楽天を装った詐欺メールが届いていたので、記録として残しておこうと思います。以前の別バージョンのものはこちら楽天を装った偽メールの具体例

今回のものは、

  • メールのタイトル:Rakuten に登録いただいたお客様に、Rakuten アカウントの情報更新をお届けします
  • 送信元アドレス:楽天Protection kvkav92034@yahoo.co.jp
  • sendgrid.net 経由

で、また「sendgrid.net 経由」でした。→参考:sendgrid.net経由の楽天を装った詐欺メールの見分け方

偽 楽天からのメールの内容


Rakuten お客様 ******@gmail.com

Rakutenチームはあなたのアカウントの状態が異常であることを発見しました。バインディングされたカードが期限が切れていたり、システムのアップグレードによるアドレス情報が間違っていたりして、あなたのアカウント情報を更新できませんでした。

アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するため Rakuten アカウントの 情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新してください。

なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします。

楽天ログイン

今後ともよろしくお願い申し上げます。

Rakuten チーム

詐欺メールの見分け方

送信元が変

今回はもう送信元を一瞥して問題外の詐欺メールだとわかりました。送信元が kvkav92034@yahoo.co.jp とのことで、こんな怪しいメールに引っかかる人がいるのだろうか?というレベルのものでした。

とにかく日本語が変

以前にも書いたことがありますが、「日本語」というのは、ネット上において、「最高のセキュリティの1つ」です(絶対ではありませんが)。外国人が日本語ネイティブなみの日本語を駆使するのは非常に困難です。どんなに日本語が流暢な人でも、どこかに「粗(あら)」があります。
だいたい詐欺メールを送るのは外国人が多く、自動翻訳やコピペで作った文章でメールを構成するので、とにかく日本語が変という特徴があります。

一番上の図のように、日本語の「文章が微妙におかしい」のに加え、漢字のフォントが日本のものではないものが使われています。また「あの国」のお方が関わっているのか・・・という臭いがします。

「ん?」と思ったメールが届いたとき、漢字一文字でも、一文でもおかしなところがあったら、とにかくそのメールのリンクや画像はクリックせず、すぐに削除することです。

とにかく普段から「日本語力」を研ぎ澄ませておくことが、詐欺に引っかからない1つの確たる防衛手段の1つだと思います。

文章で検索してみるとよい

あと、その疑わしいメールに使われている文章を、そのままネット検索してみるのも、詐欺メールかどうか判別する材料になります。

例えば、上のメールでは、特徴的な文章・・・「バインディングされたカードが期限が切れていたり、」という箇所をそのまま検索エンジン google の検索窓にコピペして検索してみます。

そうすると、同じ文章が、いろいろな詐欺メールに使いまわされていることがわかります。例えば、

Amazon お客様
Amazonチームはあなたのアカウントの状態が異常であることを発見しました。バインディングされたカードが期限が切れていたり、システムのアップグレードによるアドレス情報が間違っていたりして、あなたのアカウント情報を更新できませんでした。
https://ccsi.jp/2603/

とあり、楽天だけでなく、アマゾンを偽った詐欺メールでも、使いまわされており、完全に偽メールであることがわかります。

文章を検索するときは、検索したい文章を ” ”(点点)で囲って検索すれば、完全一致した文章の検索結果を表示させることができます。 
例: "バインディングされたカードが期限が切れていたり、" 

8割は疑うべき

総合的にみて、昨今、これ系のメールが届いたら、ほとんどが詐欺メールなので、まずは最初から8割がた疑いの目をもって、徹底的に「粗探し」するつもりで、慎重に一読されることをお勧めします。

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